カタリバは、様々な事情から学校に通うことに困難さを抱えている子どもたちのために、オンラインを通して安心できる「居場所」と「学び」を届ける、オンライン不登校支援プログラム「room-K」を2021年にスタートしました。現在、room-K では、子どものニーズに合わせたプログラム企画・実施や、子どもたちと個別に面談などを行う「運営・伴走スタッフ」を募集中です。完全オンラインでの伴走のため、世界中どこからでも参画いただけます。「誰も取りこぼさない学びの仕組みを作る」という想いに共感してくださる方のご応募をお待ちしています!
この職種で働くスタッフ
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瀬川 知孝
1988年生まれ、岩手県盛岡市出身。東京学芸大学を卒業後、大学の附属小学校で1年間、都内の私立中高一貫校で国語教員として3年間勤める。放課後の居場所づくりとPBLへの関心が高まり、2015年にカタリバへ転職。中高生向け居場所施設「文京区青少年プラザ b-lab」の運営に従事し、2018年度から同施設副館長。2020年度からはオンライン事業の立ち上げへ軸足を移し、現在は責任者を務めている。
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原口 麗子
1990年生まれ。埼玉県さいたま市出身。千葉大学大学院で教育心理学を学んだ後、埼玉県内の私立中高一貫校にスクールカウンセラーとして勤務。家族の駐在帯同で退職し、帰国後は株式会社リクルートにてキャリアアドバイザー業務に従事。若年層の顧客と関わる中で、10代の学びの機会や他者との関わりの重要性を改めて実感し、2023年にroom-Kに参画。現在は運営・伴走スタッフの活動をサポートしている。趣味はパン作り。
募集の背景
誰も取りこぼさない学びの仕組みを作る
2024年10月31日、文科省から子どもたちの長期欠席および不登校の最新(2023年度)統計が発表されました。
「長期欠席」状態にある小中学生の数は、2022年度から約3万3千人増加の約49万3千人( うち不登校カウントの小中学生は約4万7千人増加の約34万6千人) に上ることが明らかになりました。この数字は11年間、過去最多を更新し続けており、加えて近年の増加率は著しいものとなっています。
∇代表理事・今村の記事
https://www.katariba.or.jp/magazine/article/voice241113/
学校の別室に登校したり、フリースクールに通ったり、不登校の子どもたちには今でもいろいろな選択肢がありますが、学校や地域、家庭状況によって受けられる支援にはばらつきがあります。
そこでカタリバは、誰もとりこぼさず、すべての子どもたちにサポートを届ける仕組みを作るために、2021年10月にオンライン不登校支援プログラムを立ち上げました。
学校や自治体と連携しながら、不登校の子どもたちの現状を把握し、オンラインの居場所と学習プログラムを届けるこの新たな取り組みに、ご参画いただける方を募集しています!
∇オンライン不登校支援プログラム 公式サイト
https://futoko.katariba.online/
∇埼玉県戸田市との取り組みの例
https://www.nhk.or.jp/shutoken/saitama/article/006/49/
仕事内容
レトロRPG風の仮想空間の様子
オンライン不登校支援プログラム「room-K」の運営業務に携わっていただきます。
具体的には、以下のような業務をお任せいたします
∇プログラム企画・実施 / 現場運営
― 子どものニーズに合わせたプログラム企画・準備・実施
※「プログラム」には、自習・学習指導、イラスト講座などのオンライン上のクラブ活動などを含み、担当プログラムはご経験や特技に合わせて相談のうえ決定し、専門性が必要なプログラムには別途担当講師がつきます
― プログラム実施後のレポーティング
― メタバース空間での子ども対応及びフロア運営
∇子どもへの個別面談
― 子どもへの面談(事前準備含む)
― 面談実施後のレポーティング
― 支援計画コーディネーター(※)との連携
― 子どもとの面談外のチャットコミュニケーション
また、上記の業務にかかる研修及びミーティング参加、その他付随業務もございます。
※支援計画コーディネーター:教育や福祉、心理系のバックグラウンドを持ち、子どもの個別支援計画の作成や保護者面談を担うスタッフ
仕事のやりがい
日本中の不登校の子どもたちに対して、世界中から伴走者を募り、完全オンラインで支援する仕組みをつくる、社会的意義の大きな新規事業です。どうしても家から出ることが難しい子どもたちに対して、家からでも安心して参加できる支援を届けるために、デジタルツールを駆使した事業づくりを進めています。
その中でも今回募集する「運営・伴走スタッフ」は、子どもたちと最も多くの時間をともに過ごすポジションです。学校の先生や保護者、そして友達とも違う「ナナメの関係」を軸に、一人ひとりに寄り添った個別伴走支援に携わることができます。
加えて、多くのステークホルダーが関わるプロジェクトのため、自身にとっても学びの機会に溢れた環境です。世界中から参画する年齢やバックグラウンドも多種多様な伴走者をはじめ、研究者、臨床心理士、社会福祉士など、それぞれの専門性を持ち寄ってプログラムを支えてくださる方々から知見や視座を得られる、常に新鮮で刺激的な環境です。
働き方
フルリモートですが、オンライン上に仮想オフィスを設けており、そこで全員が顔を合わせたり、オンラインランチ会も実施するなど、工夫をしながら連携を深めています。仮想オフィスの他に、ZoomやSlack、GoogleWorkspaceなども用いています。
運営伴走スタッフ(業務委託者)の1週間の業務イメージ
「現場運営」は、メタバース空間内で、子どもへの居場所支援やプログラム提供、学習支援等を行う業務です。こちらは実際にメタバース空間内で子ども支援を行うという業務の性質上、週に2日、固定曜日で8:45~15:00の間の業務実施をお願いしております。
「個別面談」は、担当する子ども(8人程度)の個別面談およびそのレポーティング業務等です。これらの業務は、子ども・スタッフ(業務委託者)のご事情に応じて、業務を実施する時間帯をご調整いただくことが可能です。
※上記は一例です。
※現場運営や個別面談等の業務がない時間帯(上記表の「―」の部分)は、カタリバの業務に従事いただく必要はありません。
求める人物像
- 子どもの教育や学習支援、伴走支援等に関わった経験を活かしたい方
- 不登校問題や親子支援に関心があり、社会課題に取り組みたい方
- 継続的に子どもの成長に寄り添いたい方
- 子どもたちの話に真摯に耳を傾け、ナナメの関係を築くことができる方
求めるスキル・経験
- 社会人経験が2年以上ある方(※大学院に在学中の方も応募可)
- 週1回以上の頻度で最低2年、業務として子どもとかかわった経験のある方(アルバイトなどを含む)
- 平日8:45~15:00を中心に、安定的に働ける方(※海外からもご参画いただけますが、実施時間は日本時間となります
- 1年間以上の業務をお願いできる方(業務量は週30時間程度を想定)
- PCと通信環境をお持ちの方(タブレット、スマートフォンのみはNGです)PCと通信環境をお持ちの方(タブレット、スマートフォンのみはNGです)
募集要項
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契約形態
業務委託契約
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ポジション
運営・伴走スタッフ
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部署
オンライン不登校支援「room-K」
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部署の体制
事務局メンバー(業務委託パートナー含む)を中心に、支援計画コーディネーター、運営・伴走スタッフ(本職種)、プログラム講師など総計70名程が所属しています。
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場所
ご自宅など
※完全リモートワークのため、インターネットに接続できる環境であればお住いの地域は問いません
※オープンスペース等、個人情報の流出が懸念される場所での活動はできません -
稼働時間
稼働時間目安:月120時間程度
※業務委託のため稼働時間の定めはありませんが、room-K プログラムのコアタイムが、月〜金曜の 8:45~15:00 のため、その時間を中心に稼働いただくことを想定しています -
稼働曜日
月~金曜日
※土・日・祝は、room-K プログラムの実施がないため稼働はありません -
業務委託費
月15万8400円(消費税別、適格請求書にて請求の場合は消費税を付加)
※経験や稼働時間を考慮し、面接・面談後に決定します -
契約期間
現在、下記タイミングにて業務を開始していただける方を募集しています。
2025年4月~
※応相談
※契約期間は当初6か月、次回2026年3月31日、以降1か月ごとの契約更新 -
環境・職場の雰囲気
*服装は自由です
*お互いにあだ名で呼び合うなどフラットな社風です -
応募資格
<必須>
― 社会人経験が2年以上ある方(※大学院に在学中の方も応募可)
― 週1回以上の頻度で最低2年、業務として子どもとかかわった経験のある方(アルバイトなどを含む)
― 平日8:45~15:00を中心に、安定的に働ける方(※海外からもご参画いただけますが、実施時間は日本時間となります)
― 1年間以上の業務をお願いできる方(業務量は週30時間程度を想定)
― PCと通信環境をお持ちの方(タブレット、スマートフォンのみはNGです) -
募集人数
若干名 ※定員に達し次第募集終了
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選考プロセス
▼書類選考
▼面接1~2回程度 + Web適性検査
▼内定
*オンライン面接で対応しています