
オンライン不登校支援事業「room-K」で、自治体連携を担当するメンバーを募集します。誰一人取り残されない学びの保障を目指す活動に共感してくださる方のご参画をお待ちしております!
この職種で働くスタッフ
-
瀬川 知孝
岩手県出身。東京学芸大学卒。国立小学校、私立中高一貫校での勤務を経て、2015年にNPOカタリバに入職。文京区青少年プラザb-labにて、放課後のサードプレイスにおける中高生の自主的な活動やプロジェクト型の学びを支援。2020年、コロナ禍の一斉休校に対する支援として立ち上がったオンライン事業の担当として異動し、現在はオンライン不登校支援プログラムのマネージャーを務める。
募集の背景
誰も取りこぼさない学びの仕組みを作る
文部科学省の調査結果によると、2023年度の不登校児童生徒数(小・中学生)は全国で34.6万人以上。11年連続で増加して過去最多となりました。また、その内の38.8%にあたる13.4万人が、学校内外の機関とつながりのない状況に陥っています。
一方で、自治体の努力義務である学習補助機関「校内教育支援センター」の設置は、予算・場所の確保の困難さを理由に、約46.1%の設置率に留まっています。また、民間の運営するフリースクール等の会費は月平均3.3万円と、家庭負担が小さくありません。その結果、全国各地で居住地や家庭の経済力によって受けられる支援にばらつきが生まれています。
そこでカタリバは、誰もとりこぼさず、すべてのこどもたちにサポートを届けるために、2021年10月にオンライン不登校支援プログラム「room-K」を立ち上げました。room-K では、不登校の子どもたちに対して臨床心理士や社会福祉士等の資格をもつ専門家の助言も受けながら、個別最適化された学びや保護者支援の仕組みを届けています。
今回、この room-K において自治体連携を担当する新メンバーを募集しています。オンラインでの教育支援、行政と民間支援団体とのパートナーシップモデルにより、誰も取りこぼさない学びの仕組みを作るこの取り組みに、ご参画いただける方を募集しています!
∇オンライン不登校支援プログラム 公式サイト
https://futoko.katariba.online/
仕事内容
子どもたちが room-K に参加するルートは、自治体・教育委員会にプログラムを導入いただき、その地域の不登校の子どもたちから利用を募る BtoBtoC モデルが基本になります。
プログラムを導入いただいた自治体において、子どもたちをより良い支援に繋げていくため、自治体担当者や学校、民間支援団体等と関係性を構築し、課題に対してより深くアプローチしていく業務を担っていただきます。
現在、埼玉県入間市・愛知県春日井市など6自治体と連携しています。
〈具体的な業務の一例〉
― 担当する自治体や教育委員会の関係者、小中学校担当者等への状況・課題のヒアリング
―より良いroom-K 活用方法の提案、運用サポート
―民間の子ども支援団体等との関係構築、連携の促進
― 学校・保護者向けの広報活動(資料作成、説明会実施など)
― 利用状況のレポーティング
― 次年度以降につなげるための振り返りと提案
また、担当自治体でroom-Kを利用する生徒が在籍している学校とプログラムのコーディネーター間の連携を促すなど、room-Kプログラムの事務局運営に関する業務を担当していただくこともあります。
※その他、現場感を持って上記業務にあたるために、ユースワーク(直接的な子どもへの伴走)の機会も設けます。全体業務に対して1~2割程度の想定です。
はたらき方
リモートワークと出社のハイブリッドワークです。オンライン上に仮想オフィスを設けており、そこで全員が顔を合わせたり、オンラインランチ会も実施するなど、工夫をしながら連携を深めています。仮想オフィスの他、日常的なコミュニケーションには、Zoom、Slack、GoogleWorkspace などを用いています。定期的に、東京・中野にある本部オフィスへの出社や、担当自治体への訪問・出張などを行います。
●ある日のスタッフの1日
09:00 中野事務所に出社、始業
09:30 支援チームとのケース会議
10:30 自治体担当者との打ち合わせ
11:30 上長との1on1
12:00 ランチ休憩
13:00 資料作成や連絡対応など作業時間
15:00 伴走担当の子どもとの定期面談
15:30 学校との連絡調整
16:30 週次の進捗管理・情報共有ミーティング
17:30 作業時間、出張スケジュール検討、終業
求める人物像
- 団体のビジョンに共感する方
- 不登校問題や親子支援に関心のある方
- 目の前の子どものための直接的な個別支援と、日本中の子どものための仕組み・政策へのアプローチ、どちらも追求したい方
- 人と積極的に関わり、良い関係をつくれる方
求めるスキル・経験
- 対外的な折衝の経験(業界・職種は不問)
- 詳しくは、募集要項内を参照
募集要項
-
雇用形態
正職員
※業務委託・非常勤職員などのご希望があれば応相談 -
募集職種
自治体向け事業開発・支援担当
-
配属部署
オンライン不登校支援「room-K」
-
配属部署の体制
ドメインディレクター/事業責任者の瀬川のもと、職員9名、業務委託契約パートナー2名がコアスタッフです。加えて、支援計画コーディネーターが22名(内、5名が現場マネージャー)、ユーススタッフが27名などが所属しています。
-
勤務地
NPOカタリバ本部オフィス
東京都中野区中野5-15-2
JR中央・総武線、東京メトロ東西線「中野駅」徒歩6分・2024年10月に本部を移転増床し、より働きやすく共創が生まれるオフィス環境の整備を進めています
・ハイブリッドワークを取り入れており、出社/在宅の割合はチームや時期によっても異なります
・原則週2日の出社頻度で業務にあたっておりますが、個別の状況なども踏まえて応相談可能です(但し、完全リモートは原則想定していません) -
勤務時間
09:00-18:00
-
給与
想定年収380~550万円
※ただし、当社規定により経験・能力を考慮し、面接・面談後に決定
※昇給は半年に1回、人事考課により決定
※賞与は業績に応じ年1回支給
過去3年実績:給与の2ヶ月分以上を支給(初年度は勤務月数により変動) -
待遇・福利厚生
*社会保険完備(雇用、労災、健康、厚生年金)
*産育休制度
*セミナー、研修参加サポート
*先進事例視察研修
*健康診断、インフルエンザの予防接種 -
働く環境・職場の雰囲気
*服装は自由です
*役職は付けずお互いにあだ名で呼び合うなどフラットな社風です -
休日休暇
完全週休2日(土日祝)
*夏期休暇(3日)、年末年始休暇(5日)
*慶弔休暇、産休・育休、看護・介護休暇
*有給休暇、新規入職者に対する特別休暇 -
契約期間
無期雇用または有期雇用(3年)
*有期雇用の場合の更新は、3年後の面談で双方問題なければ実施いたします -
応募資格
<必須要件>
*対外的な折衝の経験(業界・職種は不問)
<活かしやすい経験の一例>
*顧客ニーズを汲み取った最適な提案が求められるクライアントワーク経験
*福祉の現場やソーシャルワークにおいて、総合的な支援を提供するために関係機関と連携した経験
*成果に向かって計画的にプロジェクトを管理・推進した経験(規模は不問)
*多様なバックグラウンドを持つメンバーと協働した経験 -
採用予定人数
1名
-
選考プロセス
▼書類選考
▼一次面接(採用チーム+チーム責任者)
▼二次面接(room-K 瀬川)+Web適性検査
▼最終面接(代表理事・事務局長)
▼内定※原則、オンライン面接で対応しています
-
その他
*副業も可能です(内容に応じて要相談)