認定特定非営利活動法人カタリバ（本部：東京都中野区、代表理事：今村久美、以下カタリバ）は、高校生が自ら問いを立て、課題を解決するプログラム「マイプロジェクト」の推進に取り組んでいます。この度、2025年3月29日（土）、30日（日）に「マイプロジェクト」に取り組む全国の高校生がその成果を発表する「全国高校生マイプロジェクトアワード」を開催することとなり、観覧（現地 / オンライン）の申し込み受付をスタートしましたのでお知らせします。

■大学でも社会でも、求められるのは「自ら問いを立て・学び・解決する力」

面接や小論文などで学習意欲や学びへの目的意識を評価する総合型選抜入試。この制度で大学に入学する生徒は年々増加し、2023年度は98,520人（*1）に達しました。これは5年前の2018年度と比べると1.6倍以上にもなっています。新たに総合型選抜入試を取り入れる大学も増加しており、社会貢献への意欲や、リーダーシップなどの能力を重視し、主体性のある学生を求める傾向が高まっています。

また、経団連が2022年に発表した調査（*2）によると、大企業が大卒者に特に期待する「資質」では「主体性（84.0%）」が、「能力」では「課題設定・解決能力（80.1%）」が最多という結果になりました。大学においても、企業においても、不確実性の高い現代社会において、自ら問いを立て、そこから学び、解決していく力がより一層求められています。

（*1）文部科学省 令和6年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/2020/1414952_00007.htm

（*2）一般社団法人 日本経済団体連合会　採用と大学改革への期待に関するアンケート結果
https://www.keidanren.or.jp/policy/2022/004_kekka.pdf

■東京大学藤井総長やQuizKnock伊沢拓司氏がサポーターに。高校生が探究の成果を発表する「学びの祭典」を3月29日、30日に開催

「マイプロジェクト」とは、自分自身の実現したいこと/変えたいことをテーマにプロジェクトを立ち上げ、正解のない問題に向き合い、実際にアクションをすることを通じて学ぶプログラムです。そのプロセスを通して自分自身の興味関心の発見や、他者との協働、社会の価値発見・創造に向かう姿勢が育まれます。

カタリバでは2013年から、マイプロジェクトを日本全国の高校生に広げる取り組みをスタート。その活動の一環として開催する「全国高校生マイプロジェクトアワード」は、探究学習・マイプロジェクトを実践する全国の高校生が一堂に会し、活動の発表・参加者との対話を通して次の一歩を考える、日本最大級の「学びの祭典」です。

今年度は東京大学でイベントを開催。藤井輝夫総長に1日目のサポーター（生徒のプロジェクトに対話的にアドバイスし、評価を担う役）として参加いただきます。また、2日目にはQuizKnockの伊沢拓司さんもサポーターとして参加。高校生にとっては、多様な立場・観点を持つ大人からアドバイスをもらえる機会となります。

2024年度は地域活性化やまちづくり、AI活用や防災をテーマとした約3,250プロジェクト・8,347名がエントリー。3月29日（土）、30日（日）に開催する全国Summitでは、各都道府県のロールモデルとして選出された48プロジェクトが集います。

■全国Summit出場プロジェクト一覧

 

■イベント概要

■一般観覧申し込み・イベント詳細はこちら
https://join.myprojects.jp/viewing2024

■開催概要
●全国Summit　Day1
開催日：2025年3月29日（土）
時　間：10:10 – 18:05（予定）

＜タイムライン＞
10:10 – 10:55：Day1 オープニングセレモニー
10:55 – 11:15：プレゼンテーション準備
11:15 – 16:05：All Star Team プレゼンテーション
全48プロジェクトが12ブースに分かれ、
プレゼンテーションを行います。
※13:15-14:05は昼休憩となります。
16:20 – 17:20：振り返りワーク
17:20 – 18:05：Day1 クロージングセッション
※Day2に代表プレゼンを行うプロジェクトが発表されます

●全国Summit　Day2
開催日：2025年3月30日（日）
時　間：10:00 – 16:20（予定）

＜タイムライン＞
10:10 – 10:40：Day2 オープニングセレモニー
10:40 – 10:55：休憩・プレゼンテーション準備
10:55 – 12:20：All Star Team 代表プレゼンテーション（前半3組）
12:20 – 13:10：休憩
13:10 – 14:30：All Star Team 代表プレゼンテーション（後半3組）
14:30 – 15:15：振り返りワーク
15:15 – 16:20：Day2 クロージングセッション
終了後（時間未定）：オンライン観覧者＆スタッフ懇親会@Zoom

●サポーター（敬称略 / 順不同）
・Day1
安斎勇樹（株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO）
和泉宏（一般社団法人motibase 代表理事）
一木典子（サントリーホールディングス株式会社 CSR推進部長）
内堀繁利（信州大学 教育学部特任教授）
小谷菜美（READYFOR株式会社 執行役員 VP of Fundraising service）
戸塚絵梨子（株式会社パソナ東北創生 代表取締役）
坪井俊輔（サグリ株式会社 代表取締役CEO）
成毛侑瑠樺（叡啓大学 学生/不登校ジャーナリストディストリビューションシステム（仮）代表）
福村仁美（アクセンチュア株式会社 シニア・マネジャー）
藤井輝夫（東京大学 総長）
森重祐治（株式会社テレビ新広島 事業開発部）
度會友哉（文部科学省初等中等教育局参事官（高等学校担当）付 参事官補佐）

・Day2
荒瀬克己（独立行政法人教職員支援機構 理事長/ 第12期中央教育審議会 会長）
伊沢拓司（QuizKnock）
鈴木寛（元文部科学副大臣/東京大学公共政策大学院 教授）
山崎大祐（株式会社マザーハウス　代表取締役副社長）
今村久美（認定NPO法人カタリバ 代表理事/中央教育審議会 委員）

■運営体制
主　　　催： 全国高校生マイプロジェクト実行委員会
運営事務局： 全国高校生マイプロジェクト全国事務局
（認定特定非営利活動法人カタリバ内）
後　　　援： 文部科学省
協　　　力： 株式会社マザーハウス
助　　　成： 公益財団法人ウェスレー財団

■【団体紹介】認定特定非営利活動法人カタリバ

どんな環境に生まれ育った10代も、未来を自らつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指し、2001年から活動する教育NPOです。高校への出張授業プログラムから始まり、2011年の東日本大震災以降は子どもたちに学びの場と居場所を提供するなど、社会の変化に応じてさまざまな教育活動に取り組んでいます。

＜団体概要＞
設立：2001年11月1日
代表：代表理事 今村久美
本部所在地：東京都杉並区高円寺南3-66-3 高円寺コモンズ2F
事業内容 ： 高校生へのキャリア学習・プロジェクト学習プログラム提供(全国）/被災地の放課後学校の運営(岩手県大槌町・福島県広野町）/災害緊急支援(全国）/地域に密着した教育支援(東京都文京区・島根県雲南市）/家庭の事情で居場所を求めている子どもに対する支援（東京都足立区）/外国ルーツの高校生支援(東京都）/不登校児童・生徒に対する支援(島根県雲南市・全国）/子どもの居場所立ち上げ支援(全国）
URL： https://www.katariba.or.jp/

■問い合わせ

取材に関するお問い合わせは下記フォームにご入力ください。
https://www.katariba.or.jp/report/（担当：カタリバ広報 山本）

プログラムに関するお問い合わせは下記までご連絡ください。
zenkoku-mypro@katariba.net