CLOSE

認定NPO法人カタリバ (認定特定非営利活動法人カタリバ)

〒164-0001 東京都中野区中野5丁目15番2号

お問い合わせ

※「KATARIBA」は 認定NPO法人カタリバの登録商標です(登録5293617)

Copyright © KATARIBA All Rights Reserved.

News

NewsRelease/岩手県大船渡市 林野火災 被災した子ども・家庭の被害状況の情報収集を開始

プレスリリース

認定特定非営利活動法人カタリバ(本部:東京都中野区、代表理事:今村久美、以下カタリバ)は、岩手県大船渡市で発生した林野火災をうけ、現地団体(特定非営利活動法人 おおふなと市民活動センター、特定非営利活動法人SET、株式会社山海畑)と連携し、被害状況および支援ニーズに関する情報収集を開始しました。

※現地の方からご提供いただいた林野火災の様子

平成以降最大の林野火災。いまだ猛威やまず

2025年2月26日に発生した岩手県大船渡市の林野火災は、現在も延焼が続き、少なくとも84棟の住宅や建物が被害を受け、多くの住民が避難を余儀なくされています。(*1)

「自分の家が無事なのかどうか」「ペットを置いてきてしまった」避難されている方からは数多くの不安の声が寄せられているといいます。

現地では今も消火活動や避難誘導が続く状態のため、そこで生活されている方でも立ち入ることができないエリアも多く、被害の全容はいまだ把握できていません。平成以降の林野火災としては最大級の焼損面積に及び、今後もさらなる被害の拡大が懸念されています。

*1 岩手県大船渡市「令和7年2月26日 林野火災(赤崎町 合足地内発生)に伴う大船渡市の対応状況

昨日避難所だった場所が避難区域に。刻々と変わる状況

現地団体からの情報によると、焼失等の被害を受けた方のなかには、子どもがいる家庭も含まれています。また、延焼によりもともと避難所として指定されていた場所が新たに避難区域に指定されるということも起こっており、避難していた場所からまた別の場所へ避難しなければならない事態も。一部の子育て家庭は、子どもを連れて避難所で生活をすることが難しく、親戚宅などへ広域避難せざるをえない方もいます。

さらに、被災地域や避難指示が出ているエリアでは、約1週間の休校が予定されている学校もあります。これからの時期、高校入試や卒業式、春休みを迎える子どもたちへの影響も懸念されています。

こうした状況を受け、カタリバの災害時子ども支援「sonaeru(ソナエル)」プロジェクトチームは、2月28日より現地団体(特定非営利活動法人 おおふなと市民活動センター、特定非営利活動法人SET、株式会社山海畑)と連携し、子どもや家庭の被害状況および支援ニーズに関する情報収集を開始しました。

今後の支援活動の詳細が決まり次第、改めてお知らせいたします。

災害時子ども支援「sonaeru(ソナエル)」とは

災害発生時に、子どもたちへの支援を一刻も早く届けることを目的とした緊急時の支援プロジェクト。これまでの被災地の子ども支援の経験から、「発災直後の子ども支援において、第三者が1秒でも早く駆けつけることが最も大事なことである」と捉え、平時から自治体・企業と事前にアライアンスを組んでおくことで、迅速な支援活動ができるような仕組みづくりに取り組んでいます。2024年の能登半島地震・奥能登豪雨などで、現地での子ども支援活動を実施しました。

認定特定非営利活動法人カタリバとは

どんな環境に生まれ育った10代も、未来を自らつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指し、2001年から活動する教育NPOです。高校への出張授業プログラムから始まり、2011年の東日本大震災以降は子どもたちに学びの場と居場所を提供するなど、社会の変化に応じてさまざまな教育活動に取り組んでいます。

<団体概要>
設立 : 2001年11月1日
代表 : 代表理事 今村久美
本部所在地 :東京都中野区中野5丁目15番2号
事業内容 :高校生へのキャリア学習・プロジェクト学習プログラム提供(全国)/被災地の放課後学校の運営(岩手県大槌町・福島県広野町)/災害緊急支援(全国)/地域に密着した教育支援(東京都文京区)/困窮世帯の子どもに対する支援(東京都足立区・全国)/外国ルーツの高校生支援(東京都)/不登校児童・生徒に対する支援(島根県雲南市・全国)/子どもの居場所立ち上げ支援(全国)
URL: https://www.katariba.or.jp

問い合わせ

取材に関するお問い合わせは下記フォームにご入力ください。
https://www.katariba.or.jp/report/