NewsRelease/NPOカタリバ、地域のNPOと協力し、石川県金沢市に「みんなの勉強部屋」を開設。株式会社リビタから運営場所の無償貸し出しを受け
認定特定非営利活動法人カタリバ(本部:東京都杉並区、代表理事:今村久美、以下カタリバ)は、令和6年能登半島地震の被害を受け、珠洲市を拠点とする「NPO法人ガクソー」と協力し、石川県金沢市に「みんなの勉強部屋」を開設することになりましたのでお知らせします。また居場所を運営するにあたり、この支援に賛同する株式会社リビタ(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:長谷川和憲)から、金沢市のホテル「HATCHi 金沢 by THE SHARE HOTELS」で運営場所の無償貸し出しをいただいております。
カタリバは石川県で複数個所子どもの居場所「みんなのこども部屋」を運営
2024年1月1日(月)に石川県能登地方を震源とする「令和6年能登半島地震」が発生し、各地で被害が報告されています。
カタリバの災害時子ども支援「sonaeru (ソナエル)」プロジェクトチームは、発災後の1月3日(水)よりスタッフが現地入りし子ども支援のニーズ調査を行い、七尾市と珠洲市、金沢市をはじめとする複数拠点で子どもの預かり・居場所を開設し支援活動を行っています。
被災した子どもたちは、普段と違う生活の中で、気づかぬうちにストレスや苦しみを抱え込んでしまうということも少なくありません。そうなる前にできるだけ迅速な対応が必要です。
一方で、保護者は災害に遭った直後は毎日を生きることで精一杯、少し時間が経過しても、自宅の再建や就業の再開準備と、やるべきことや判断すべきことが次から次へとやってくる中で、子どもの変化に気づき、ケアすることは難しい状況です。
生活環境の復旧に時間を要するなかで、つらい思いをする子どもたちや保護者・家族の負担を少しでも減らせるよう、カタリバが現地で行える支援として「子どもの居場所」の運営を行っています。
珠洲市を拠点とする「NPO法人ガクソー」と連携し、金沢市のホテル「HATCHi 金沢」にて「みんなの勉強部屋」の運営を開始
震災から1ヵ月が経つ中、子どもたちの学びのサポートのニーズも徐々に高まってきており、被災した中高生の中には、より被害の少ない地域である金沢市に2次避難をしている子どもたちもいます。その子たちへの支援として、金沢市に位置するホテル「HATCHi 金沢」で主に学習支援を目的とした居場所「みんなの勉強部屋」をカタリバとガクソーが連携して開設、運営することとなりました。
■居場所概要
場 所:HATCHi 金沢 by THE SHARE HOTELS
〒920-0911 石川県金沢市橋場町3-18
対 象:0〜18歳(※3歳以下は保護者同伴の場合のみ利用可)
内 容:子どもの預かり・居場所・遊び支援
期 間:2024年1月29日(月)~2024年2月29日まで(予定)
開催時間:月・水・金・13時〜19時
※現地の状況により、内容が変更になる可能性があります。
株式会社リビタより運営場所の無償貸し出しを受け、活動を実施
こういった活動に賛同していただき、この度、株式会社リビタより金沢市で運営するホテル「HATCHi 金沢」で運営場所の無償貸し出しをいただくこととなりました。
「HATCHi 金沢」は「SHARING WITH LOCALS」をコンセプトに、地域との共生を目指し全国で9店舗展開する『THE SHARE HOTELS』の1号店です。地域との多様なシェアリングによって、その魅力を集め、伝え、そして再び地域に還元しながら、新しい文化づくりに貢献しつづけることを目指すこのホテルに、被害を受けた子どもたちの支援を行うカタリバや協力団体のスタッフが滞在させていただきます。
子どもの居場所の運営をはじめ、学校再開に向けた支援などに取り組みながら、今後も被災地の子どもたちが将来に希望を持っていち早く日常生活を取り戻せるよう、活動に取り組んでまいります。
株式会社リビタとは
社会、くらしをリノベーションし、あなたと環境にとって豊かな未来をつくる会社として設立。「次の不動産の常識をつくり続ける」を経営ビジョンに掲げ、一棟、一戸単位のマンションや戸建てのリノベーション分譲事業やリノベーションコンサルティング事業、投資事業、シェア型賃貸住宅や商業施設、公共施設の企画・運営、PM・サブリース事業、ホテル事業、オフィス事業を手がけています。
現在、一棟まるごとリノベーション事業の企画・供給実績は50棟1,676戸。リノベーション分譲事業は、100平米超の面積を有し、立地と資産価値にこだわったマンションを紹介する『R100 tokyo』をはじめ、一戸単位のマンションリノベーションの企画・供給実績が1,174戸。またシェア型賃貸住宅『シェアプレイス』では、都内近郊に19棟1,201室を運営中。その他、東京内神田のシェア型複合施設『the C』、大人の部活がうまれる街のシェアスペース『BUKATSUDO』など、暮らしの概念を「働く」「遊ぶ」「学ぶ」などにも領域を広げたプロジェクトの企画・プロデュース・運営も多く手がけています。2016年3月にはホテル事業を開始、全国で『THE SHARE HOTELS』を9店舗展開。また、2021年よりオフィス事業を本格化し、暮らしを自由にするオフィス『12』シリーズを展開(2023年3月時点)。
<企業概要>
名称:株式会社リビタ
設立:2005年(2012年より京王グループ)
代表取締役社長:長谷川 和憲
住所:東京都目黒区三田1‐12‐23 MT2ビル
URL:https://www.rebita.co.jp
災害時子ども支援「sonaeru(ソナエル)」について
災害発生時に、子どもたちへの支援を一刻も早く届けることを目的とした緊急支援プロジェクト。これまでの被災地での経験から「発災直後の子ども支援は重要」と捉え、平時から自治体・企業と事前にアライアンスを組んでおくことで、迅速な支援活動ができるような仕組みづくりに取り組んでいます。
https://www.katariba.or.jp/activity/project/sonaeru/
認定特定非営利活動法人カタリバとは
どんな環境に生まれ育った10代も、未来を自らつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指し、2001年から活動する教育NPOです。高校への出張授業プログラムから始まり、2011年の東日本大震災以降は子どもたちに学びの場と居場所を提供するなど、社会の変化に応じてさまざまな教育活動に取り組んでいます。
<団体概要>
設立 : 2001年11月1日
代表 : 代表理事 今村久美
本部所在地 : 東京都杉並区高円寺南3-66-3 高円寺コモンズ2F
事業内容 : 高校生へのキャリア学習・プロジェクト学習プログラム提供(全国)/被災地の放課後学校の運営(岩手県大槌町・福島県広野町)/災害緊急支援(全国)/地域に密着した教育支援(東京都文京区・島根県雲南市)/家庭の事情で居場所を求めている子どもに対する支援(東京都足立区)/外国ルーツの高校生支援(東京都)/不登校児童・生徒に対する支援(島根県雲南市・全国)/子どもの居場所立ち上げ支援(全国)
URL: https://www.katariba.or.jp/
問い合わせ
■本件に関する取材について
今回の子ども支援についての取材は、下記フォームからご連絡ください。
https://www.katariba.or.jp/report/
■ご寄付について
NPOカタリバの災害支援sonaeru事業へのご寄付はこちらをご覧ください。
http://tinyurl.com/yqw9uhvx