認定NPO法人カタリバでは、生活に困難を抱える子どもたちのための
居場所施設を運営しています。
連日聞かれる物価高のニュース。
生活に困難を抱える子どもたちの生活環境は、より困難になっています。
これから迎える受験の季節。人の交流が増えた今年は、感染症の流行も心配です。
食事を出したり学習支援を行ったりしているカタリバの居場所施設では、
緊張感をもって衛生管理に努めています。
物価高のこの冬、カタリバでは、
食費・暖房費・学習プログラム費へのご寄付をご検討くださる方向けに、
年末までの「ご寄付のご協力」をお願いしております。
▼ご寄付のお申込み:12月31日締切
https://www.katariba.or.jp/sprit/now/givingdecember2023.php
冬の受験シーズンに向けて、安定した体制で子どもたちに支援を届けるため、
温かい応援をよろしくお願いいたします。
値引きされたお弁当1つを2回分の食事に
カタリバが支援する困窮家庭の7割は、
コロナ前と比べて「所得が減った」または「変わらない」
「家では夜、親が値引きシールの貼ってあるお弁当を買ってきて、夕食と次の日の朝ごはんの2回にわけて食べているんだ… 」
先日、カタリバの居場所施設で食卓を囲みながら、ゆうりさん(仮名)が話してくれました。
ひとり親家庭で、親は仕事で精いっぱい。
生活を支えるため、暮らしに余裕はありません。
ゆうりさんは、親に負担をかけまいと、まだお腹いっぱいではないけれど、
夕食のお弁当を、翌日の朝ごはんの分に残して我慢していたといいます。
食卓を囲むことで聞こえてくる子どもの本音
カタリバの居場所施設では、コロナ5類移行後すぐに、「皆で食卓を囲む」ことを再開しました。
温かい食卓を囲んでいると、子どもたちは本音や辛い胸のうちを話してくれることがあります。
「前は誕生日ケーキで祝ってもらったけど、最近はコンビニのロールケーキ一切れになった。親もがんばってるから、文句は言えないよね」
家では事情を察して少し我慢をしている子どもたちも、
ここでは安心して「おかわり」をしてほしいと願っています。
そうすることで、明日への勇気や挑戦する力がわいてくると思うからです。
いま、食費・暖房費・学習プログラム費へのご寄付をご検討くださる方向けに、年末までの「ご寄付のご協力」をお願いしております。
▼ご寄付のお申込み:12月31日締切
https://www.katariba.or.jp/sprit/now/givingdecember2023.php
この冬、温かい手作りの食卓を子どもたちに届けるため、
ご検討をよろしくお願いいたします。
受験生を支えるカタリバの学習支援
この冬、受験を控える中学3年生のひろむさん(仮名)は、
カタリバがコロナ禍の小学6年生の時に出会った生徒です。
「将来は児童相談所の相談員か保育士になりたい。子どもには親以外にも相談できる人が必要だと思うから」
と、高校への進学に向けて受験勉強をがんばっています。
11月に入り、顔つきが変わってきたひろむさんを見ると、
スタッフの応援にも、つい力が入ります。
ひろむさんだけではありません。
今年受験を控える生徒には、カタリバのスタッフは皆、ひときわ、特別な思いがあります。
今年の受験生に、笑顔で春を迎えてほしい
2020年2月末、新型コロナによる一斉休校がありました。
今年の受験生は、当時、新小学6年生への春休みを迎える直前でした。
そして、休校のまま、小学校の最終学年に突入。
感染症対策のために、小学校最後の1年間は、行事をほとんどできませんでした。
修学旅行は中止、運動会や音楽会は縮小、校歌を友だちと合唱することもなく、静かに卒業しました。
迎えた4月、新しい制服に身を包み、中学生活に胸を膨らませていましたが、初めて出会う友だちは、
マスク姿で表情がわからず友達作りに苦労をしました。
その子たちが中学3年生になり、この冬、受験です。
たび重なる休校で、学習の遅れもあり、わからないところがそのままになっている子もいます。
カタリバの居場所施設では、子どもたちが、志望校別の受験対策ができるように、
過去問や参考書を取り揃えて、貸出の準備も整えています。
コロナ5類移行と重なるように暮らしに忍び寄ってきた物価高。
子どもたちの家庭にはそれぞれ複雑な事情があります。
だからこそ、カタリバにくれば、安心して栄養のある食事をとり、
十分に学習の遅れを取り戻し、力いっぱい受験に挑めるように、私たちも子どもたちの居場所を守っていきます。
あたたかい応援をよろしくお願いいたします。
▼ご寄付のお申込み:12月31日締切
https://www.katariba.or.jp/sprit/now/givingdecember2023.php
この度のご寄付は、2023年12月31日までを期限として、お願いしております。
クレジットカードの場合は12月31日までのお申込み分、銀行振込の場合は12月31日までにカタリバへ入金が確認された分のご寄付が2023年度(2024年お手続き)の確定申告での税制優遇の対象となるご寄付です。
※1 23年10月カタリバ実施アンケートより
(2023年11月13日更新)
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