PressRelease/NPOカタリバがTikTok Japanと連携。第一弾として「オンラインの“こどもの居場所”」について考えるイベントを8/24開催
認定特定非営利活動法人カタリバ(本部:東京都杉並区、代表理事:今村 久美、以下カタリバ)は、ショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」を運営するTikTok Japanとの連携をスタートします。第一弾として、全国の高校生たちが「サードプレイス(家でも学校でもない第三の場所)」について同世代や専門家とともに学び、考えるイベントを8月24日に開催。ゲストには社会活動家の湯浅誠氏、TikTokクリエイターの関戸かのん氏を迎えます。この度、本イベントを報道関係者へ限定公開することとなりましたのでお知らせします。
こども家庭庁の政策の柱「こどもの居場所」。いつでもどこでもアクセスできるオンラインの居場所の可能性
「こどもの居場所」は、2023年4月に設立したこども家庭庁が掲げる政策の柱のひとつとして、いま注目が集まっています。こどもの居場所とは、子どもや若者が学校や家庭以外に安心して過ごせる第三の居場所であり、サードプレイスとも呼ばれています。
子どもにとってのサードプレイスは図書館や公園、習い事等の公共施設や、カフェ、塾、ゲームセンター等の商業施設の他、SNSやオンラインゲーム等の仮想空間など、リアルからオンラインまで多岐に渡ります。
こども家庭庁の有識者会議のなかでも、こどもの居場所を、リアルな「場所」だけに囚われずに、子どもたちが安心して過ごせる「環境」と捉えオンラインの居場所も視野に入れた論点整理や政策検討が行われています。(*1)
*1 こども家庭庁 令和5年3月 こどもの居場所づくりに関する調査研究 報告書概要
https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/816b811a-0bb4-4d2a-a3b4-783445c6cca3/16146b18/20230401-policies-ibasho-2.pdf
居場所事業を展開するNPOカタリバと、若者を中心に人気のTikTokが連携。「安心して自分らしくいられるこどもの居場所」を考える発信企画を開始
カタリバでは、東日本大震災以降、被災地で学校や家庭以外の「こどもの居場所」を立ち上げてきた他、自治体との連携や、インキュベーション事業など、さまざまな形で全国のリアルでの居場所づくり事業を展開しています。
さらに、新型コロナウイルスでの全国一斉休校をきっかけに、オンラインの学習支援・居場所支援を開始。メタバースを活用した不登校支援「room-K」や探究学習に取り組む高校生向けのオンラインサードプレイス「カタリバオンライン for Teens」を立ち上げてきました。
一方、ショートムービープラットフォーム「TikTok」を運営するTikTok JapanはNPOや専門家とともに「当事者クリエイター塾」や「不登校生動画選手権」等を開催。さまざまな環境下にいる子ども・若者たちが、自らの声を社会に届けられる居場所であるための取り組みを進めています。また直近では、「夏のTikTok #悩み相談」と題し、悩みを抱える青少年が適切な相談窓口につながることができるよう支援するとともに、専門家による信頼できる情報の発信を促進するキャンペーンも実施しています。
この度、そうした背景を持つカタリバとTikTok Japanの連携が実現しました。双方のこれまでの活動領域でのノウハウを活かしながら、子ども・若者たちそれぞれの環境やニーズに応じたオンラインでの「未来のこどもの居場所」づくりを目指し、子どもたちが安心・安全に過ごすことができ、自分らしくいられるオンラインの居場所について考える発信企画をスタートします。
第一弾として8/24に、高校生が「らしく」いられるオンライン空間について考えるプログラムをハイブリッドイベントにて実施
これまで、TikTokにおいて、さまざまな日常生活における悩みを相談する動画が投稿されたり、その投稿に共感し励ますコメントが寄せられるなど、コンテンツを介したコミュニケーションが生まれてきましたが、「気軽に相談できる」「普段出せない自分を出せる」「ありのまま、素のままでいられる」・・・子どもや若者たちはそこにどのような価値を感じているのでしょうか。
今回、カタリバとTikTok Japanの連携第一弾として、オンラインサードプレイス「カタリバオンライン for Teens」を利用する高校生らと共に、理想の「サードプレイス」とはどんな場所か、その場所で一人ひとりが自分らしくいられるためにはどんなことができるのか等について考えるイベントを開催します。ゲストには、こども家庭庁「こども家庭審議会こどもの居場所部会」委員も務める社会活動家の湯浅誠氏、TikTokクリエイターの関戸かのん氏を迎えます。
【特別企画】TikTokと考える ~私らしくいられるサードプレイスってどんな場所?~
日 程:8月24日(木) 9:30-12:30
場 所:TikTok 渋谷ヒカリエオフィス
対 象:高校生
参加費:無料
プログラム詳細・参加申込:
カタリバオンライン for Teensイベントページを参照ください。
https://katariba-teens.online/tiktok_katariba230824/
※プログラムタイトル・内容は予告なく変更となる場合があります。予めご了承ください。
取材申込:https://www.katariba.or.jp/report/
取材申込締切:8月22日(火) 15:00まで
ゲスト:
■湯浅誠 氏
社会活動家。ホームレス支援や震災ボランティア連携、子ども食堂支援などを、政策決定にも関わりながら推進する中で、日本社会を前に進めるためには官民協同で民主主義を成熟させる必要があると実感。現在は、こども家庭庁「こども家庭審議会こどもの居場所部会」の委員を務める。
■関戸かのん 氏
2003年2月10日生まれ、神奈川県出身。身長170cmと抜群のスタイルでありながら陰キャな女子高生Vlogのギャップが話題、現在のSNS総フォロワー数は100万を超える人気インフルエンサーとして活動中。
認定特定非営利活動法人カタリバとは
どんな環境に生まれ育った10代も、未来を自らつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指し、2001年から活動する教育NPOです。高校への出張授業プログラムから始まり、2011年の東日本大震災以降は子どもたちに学びの場と居場所を提供するなど、社会の変化に応じてさまざまな教育活動に取り組んでいます。
<団体概要>
設立 : 2001年11月1日
代表 : 代表理事 今村久美
本部所在地 : 東京都杉並区高円寺南3-66-3 高円寺コモンズ2F
事業内容 : 高校生へのキャリア学習・プロジェクト学習プログラム提供(全国)/被災地の放課後学校の運営(宮城県女川町・岩手県大槌町・福島県広野町・熊本県益城町)/災害緊急支援(西日本豪雨)/地域に密着した教育支援(東京都文京区・島根県雲南市・島根県益田市)/困窮世帯の子どもに対する支援(東京都足立区)/外国ルーツの高校生支援(東京都)/不登校児童・生徒に対する支援(島根県雲南市・全国)/子どもの居場所立ち上げ支援(全国)
URL : https://www.katariba.or.jp/
お問い合わせ
取材に関するお問い合わせは下記フォームにご入力ください。
・https://www.katariba.or.jp/report/(担当:カタリバ広報 阿部)
【特別企画】TikTokと考える ~私らしくいられるサードプレイスってどんな場所?~ に関するお問い合わせは下記までご連絡ください。
・https://katariba-teens.online/contact/(担当:馬込)