【現場レポート】コロナ禍の受験生たちを応援してください
今年も受験の季節です。
2月下旬からの高校入試に向けて、机に向かうカタリバの中3生の顔つきも変わってきました。
今年受験する子どもたちは、2020年3月のコロナによる一斉休校で、卒業式や入学式も普段通りに行われませんでした。
学校はたびたび休校になり学習が遅れ、友だちづくりにも苦労しました。
そんな子どもたちが、今年受験です。
カタリバの放課後学校では、学習の遅れを取り戻し、本番で力を発揮できるように、温かい環境を整え、食事に工夫を凝らすなど、伴走を続けています。
進学に向けたご寄付の専用窓口を作りましたので、ご案内させていただきます。ご寄付のご検討をお願いいたします。
▼ご寄付のお申込み:
https://www.katariba.or.jp/sprit/now/
※3月31日までの受付窓口
受験の前日まで子どもたちを支える
この冬、子どもたちからはこんな声が聞かれます。
「家の中でもコートを着て過ごしている」
「暖房費を節約しなきゃと思うと、夜遅くまでは勉強しづらい」
放課後学校のスタッフは、以前よりも積極的に配布食材や食品を自宅に持ち帰る子どもが増えたことを感じています。
今年の受験生は、入学式を控えた春、コロナによる一斉休校が行われました。
入学式も行われない中、学校から宿題だけが出され、家で自習するように言われました。
小学校を卒業したばかりの子どもにとって、初めての中学での学習です。
わからないところがあっても誰にも聞けず、一人で進めるのは辛いことでした。
保護者にとっても、大変な3年間でした。
カタリバの子どもたちの保護者は、就労が不安定になり、家計を支えるために精いっぱいで、子どもの勉強を見る余裕はほとんどありませんでした。
家にはパソコンもWI-FIもなく、オンライン授業といわれてもどうしたらよいか戸惑いました。
そのため、カタリバの放課後学校では、この3年間、子どもたちに学習タブレットとWI-FIを無料で配布し、家庭学習を支えました。
いつでも相談にこれるように放課後学校では、食事を用意し、時には行政とも連携して子どもたちの生活を守ってきました。
どんな環境に生まれ育っても未来をつくりだす力を育めるように
「俺たち『コロナ世代』は、不利だったのかな」
先日そうつぶやいた生徒がいました。
今年の受験生は、3年間たくさんの我慢に耐えました。
クラスメイトと給食を囲むこともなく、集まれば常に距離をとることを求められ、運動会でも部活動でも応援の声は出せず、黙々と練習して迎えた試合もいきなり中止になりました。
校外学習や遠足、修学旅行などの楽しみな学校行事も十分に行われませんでした。
そんな子どもたちが受験に向けて、今、一生懸命取り組んでいます。
「高校生になったらバレーボール部に入りたい」
「文化祭で有名な高校に行くんだ!」
私たちスタッフは、子どもたちのそんな前向きな声を聞くと、ほほえましく嬉しくなります。
いよいよ受験本番です。
子どもたちが悔いのない結果を残せるよう、温かい応援をお願いいたします。
▼ご寄付のお申込み:
https://www.katariba.or.jp/sprit/now/
※3月31日までの受付窓口
「毎月のご寄付」をいただいている皆様には重ねてのご案内となりますこと、ご容赦ください。
可能な範囲でご検討いただけましたら幸いです。
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追伸:
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
受験までの道のりを通して、どの子どもたちも自分で計画を立てて振り返り目標に向かう姿勢が身につきました。
中間試験や期末試験の結果に一喜一憂することもありましたが、できていない部分を見つめ、繰り返し復習し、あきらめずにコツコツと努力を続けてきました。
どんな結果であっても子どもたちが、精いっぱいがんばったと胸を張って笑顔で春を迎えらえるように、伴走していきたいと思います。
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※3月31日までの受付窓口
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