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NewsRelease/【苫野一徳氏監修】NPOカタリバの校則見直し実践集が9/22発売。『校則が変わる、生徒が変わる、学校が変わる みんなのルールメイキングプロジェクト』

プレスリリース

認定特定非営利活動法人カタリバ(本部:東京都杉並区、代表理事:今村久美、以下 カタリバ)は、生徒が中心となり先生や関係者と対話しながら校則・ルールを見直し、生徒主体の学校づくりを目指す「みんなのルールメイキング」において、校則見直しプロセスの全容、事例が詰まった書籍『校則が変わる、生徒が変わる、学校が変わる みんなのルールメイキングプロジェクト』が2022年9月22日に学事出版から発売となります。

「校則を変える」ことに留まらない、生徒主体の学校づくりの実現を提案するカタリバのルールメイキング

ここ数年、生徒の人権を侵害する恐れがある校則を見直していく取り組みの報道が多く発信されています。文部科学省からも時代にそぐわない校則を見直すように促す旨の文書が、全国の教育委員会へ向けて示されました。

今年は生徒指導の手引書である「生徒指導提要」の12年ぶりになる改訂が進められ、なかには校則見直しの過程に児童・生徒が関わること等が明記されることが大筋了承されました。

数年に渡り、さまざまなところで校則見直しの重要性が示される一方で「みんなのルールメイキング」の取り組みでは、生徒の人権を侵害する恐れがある校則を見直したり、結果として校則が変わることだけではなく、見直す過程での対話的なプロセスにおいて生徒・先生・保護者・地域など、学校に関わるすべての人が変化していくことが見えてきました

例えば校則以外にも、これまでの学校生活において疑問に思っていた行事のあり方、クラスや部活動における暗黙のルールなどにも生徒が主体的に関わり、変えていこうとする等の変化が見られています。

今では生徒主体の学校づくりの一環として校則見直しに取り組む学校も少なくはありません。この本は、カタリバのルールメイキングプロセスの全容、そしてさまざまな事例が詰まった書籍となっています。

書籍情報

書名:校則が変わる、学校が変わる、生徒が変わる みんなのルールメイキングプロジェクト
編者:苫野一徳(監修)、古田雄一(著,編集)、認定NPO法人カタリバ(著,編集)
定価:1,980円(本体1,800円+税10%)
発売日:2022年9月22日
発行:学事出版
商品情報ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/4761928786/

【目次】
はじめに
苫野一徳/山本晃史
[第1章]なぜルールメイキングなのか
[第2章]ルールメイキング実践のリアル
岩手県立大槌高等学校/安田女子中学高等学校/千葉県立姉崎高等学校/泉大津市立小津中学校
広がるルールメイキングの輪―全国の実践事例―
[第3章]ルールメイキングの活動を読み解く
1.ルールメイキングの活動の進め方とポイント
2.ルールメイキングを通じて生徒や教員、学校はどう変わるか
3.ルールメイキングの展開可能性
⑴ルールメイキングにおける外部人材との連携
⑵ルールメイキングを題材とした授業実践の事例
⑶学校経営とルールメイキング
⑷教育委員会と連携したルールメイキング
コラム1:生徒参加による学校づくり①歴史
コラム2:生徒参加による学校づくり②海外の事例
寄稿
「ルールメイキング」で学校に問いかけたかったこと
―違和感の表明、他者への寛容、そもそも論、論理的思考の「型」を学べる環境―
浅野大介
大人が自分と向き合えばきっと幸せな社会は作られる
真下麻里子
一緒に学校の「当たり前」を問い直す機会は、この複雑な社会を生きるすべての子どもたちへ届けたいプレゼント
今村久美
おわりに
古田雄一/山本晃史
巻末資料
みんなのルールメイキング宣言

監修・著者プロフィール

  • ●苫野一徳氏(監修)
    熊本大学大学院教育学研究科准教授/みんなのルールメイキング サポーター

    1980年、兵庫県生まれ。哲学者・教育学者。早稲田大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。著書に『どのような教育が「よい」教育か』(講談社)、『勉強するのは何のため?』(日本評論社)、『教育の力』(講談社現代新書)、『「自由」はいかに可能か』(NHK出版)、『はじめての哲学的思考』(筑摩書房)、『「学校」をつくり直す』(河出新書)、『愛』(講談社現代新書)、『学問としての教育学』(日本評論社)などがある。

 


●古田雄一氏(編著)
筑波大学人間系助教/
みんなのルールメイキング 実践協力・研究統括
1987年、東京都生まれ。専門は教育学(教育経営/教育政策、シティズンシップ教育、生徒参加論ほか)。筑波大学大学院人間総合科学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)。大阪国際大学短期大学部専任講師、同准教授を経て、現職。著書に『現代アメリカ貧困地域の市民性教育改革』(東信堂)など、訳書に『民主主義を創り出す』(東海大学出版部・共訳)がある。

●認定NPO法人カタリバ(編著)
どんな環境に生まれ育っても、未来を自らつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指し、2001年から活動する教育NPO。高校への出張授業プログラムから始まり、2011年の東日本大震災以降は子どもたちに学びの場と居場所を提供、2020年からは経済的事情を抱える家庭にオンライン学習支援を行うなど、社会の変化に応じてさまざまな教育活動に取り組んでいる。

ルールメイキング事務局 書籍担当者からのメッセージ

「なぜ、ルールメイキングなのか」に始まり、生徒のみなさんや先生方の実践のリアル、研究者による分析・考察、全国の先生方へのメッセージなどをつめこみました。対話の力を信じて”みんなが幸せになれる学校づくり”にチャレンジしてきた全国の軌跡をお伝えできればと思います。みなさま、ぜひお手に取ってみてください。

■認定特定非営利活動法人カタリバとは

どんな環境に生まれ育った10代も、未来を自らつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指し、2001年から活動する教育NPOです。高校への出張授業プログラムから始まり、2011年の東日本大震災以降は子どもたちに学びの場と居場所を提供するなど、社会の変化に応じてさまざまな教育活動に取り組んでいます。

<団体概要>
設立   :2001年11月1日
代表   :代表理事 今村久美
本部所在地:東京都杉並区高円寺南3-66-3 高円寺コモンズ2F
事業内容 :高校生へのキャリア学習・プロジェクト学習プログラム提供(全国)/被災地の放課後学校の運営(宮城県女川町・岩手県大槌町・福島県広野町・熊本県益城町)/災害緊急支援(西日本豪雨、令和元年東日本台風、熊本豪雨)/地域に密着した教育支援(東京都文京区・島根県雲南市・島根県益田市)/困窮世帯の子どもに対する支援(東京都足立区)
URL   : https://www.katariba.or.jp/

■問い合わせ

取材に関するお問い合わせは下記フォームにご入力ください。
https://www.katariba.or.jp/report/
(担当:カタリバ広報 阿部)