【お知らせ】カタリバが島根県雲南市で行ってきた教育魅力化の取り組みを、現地新法人「非営利型一般社団法人ine」に引き継ぎました
認定特定非営利活動法人カタリバ(本部:東京都杉並区、代表理事:今村久美、 以下 カタリバ)は、2022年4月1日付けで、島根県雲南市に新たに設立された「非営利型一般社団法人ine (※読み方:イネ)」(本社:島根県雲南市、代表理事:山田雄介)に、これまで雲南市で行ってきた、地域の特色を活かした教育魅力化の取り組みを引き継ぎましたので、お知らせいたします。
引き継ぎの背景
カタリバでは、都市と地方の教育格差をなくし、子どもたちが未来をつくりだす意欲と創造性を育めるように2015年4月より島根県雲南市で活動を開始。“日本一チャレンジに優しいまち”で雲南の未来をひらく高校生へ「地域ならではの教育プログラム」を届けてきました。
行政や高校、地域と協働しながら学校教育の「総合的な探究の時間」における地域の特色を活かしたプログラムや、放課後の「社会教育」におけるキャリア教育プログラムの企画・運営を通じて、ふるさとへの愛着や自己効力感を高めています。
雲南市をフィールドにプロジェクトに取り組む高校生たち
そして、カタリバが雲南市でこの取り組みを開始して8年目を迎えるこの度、この活動をさらに深めていくために、より地域に根ざした運営体制として新たなスタートを切ることとなりました。
雲南市でこれまで取り組みに携わってきたカタリバ職員が、
地域に根ざした新団体を設立
2022年4月より雲南市で「教育を起点とした誰もが自分らしくあれる未来」に挑戦していくのは「非営利型一般社団法人ine」です。
これまで、この取り組みに携わってきたカタリバ職員が中心となって立ち上げた団体であり、カタリバは非営利型一般社団法人ineに、これまで雲南市で行ってきた取り組みと、そのノウハウを引き継ぎます。
非営利型一般社団法人ineのメンバー
持続可能な「課題“解決”先進地」を本気で目指す雲南市で、地域資源を活かした質の高い教育と地域の未来をひらく人材の育成を実現するために。その思いとともに、新たなスタートを切る「非営利型一般社団法人ine」と、雲南市における「官民連携した教育を起点としたまちづくり」のこれからを、温かく見守っていただけますと幸いです。
なお、同じく島根県雲南市で取り組む不登校の子どもたちの居場所「おんせんキャンパス」については、引き続きカタリバが運営してまいります。
■非営利型一般社団法人ineについて
個人と社会がつながり、創造しあう、まちづくりを目指し、ソーシャルグッドなプロジェクトを地域から創出する地域のソーシャルセクター(非営利型一般社団法人)です。総合的な探究の時間のカリキュラムデザイン、プログラム作成及び研修、社会教育における課題解決型学習(PBL)の企画・運営に取り組んでいます。
<団体概要>
設立 :2022年1月31日
代表理事 : 山田雄介
本社所在地:島根県雲南市木次町木次29
■認定特定非営利活動法人カタリバについて
どんな環境に生まれ育っても、未来を自らつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指し、2001年から活動する教育NPOです。高校への出張授業プログラムから始まり、2011年の東日本大震災以降は子どもたちに学びの場と居場所を提供、2020年からは経済的事情を抱える家庭にオンライン学習支援を行うなど、社会の変化に応じてさまざまな教育活動に取り組んでいます。
<団体概要>
設立 :2001年11月1日
代表 :代表理事 今村久美
本部所在地:東京都杉並区高円寺南3-66-3 高円寺コモンズ2F
事業内容 :高校生へのキャリア学習・プロジェクト学習プログラム提供(全国)/被災地の放課後学校の運営(宮城県女川町・岩手県大槌町・福島県広野町・熊本県益城町)/災害緊急支援(西日本豪雨、令和元年東日本台風、熊本豪雨)/地域に密着した教育支援(東京都文京区・島根県雲南市・島根県益田市)/困窮世帯の子どもに対する支援(東京都足立区)
URL : https://www.katariba.or.jp/