NewsRelease/全国への緊急事態宣言拡大に伴うNPOカタリバ各事業の対応方針について(4/22時点)
4月9日(木)にオンラインで行ったNPOカタリバ全社Kickoffの様子。多くの新入職員を迎え、100名以上が参加した。5月に開催予定だった全職員が一同に集まる合宿型の全社会議も、オンラインに切り替えての開催が決定している。
全国への緊急事態宣言拡大に伴うNPOカタリバ各事業の対応方針について(4/22時点)
NPOカタリバは、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、2020年4月16日に政府から発表された、緊急事態宣言の全国への拡大を受け、行政や学校と相談の上、活動方針を調整してきました。
いずれの事業においても、オンライン対応や訪問型の支援など、形態を変化させながら活動を続ける方法を模索し、今回の事態によって子どもたちの居場所や学びの機会が失われることがないよう、できる限りの努力を行っていきます。
全国の各既存事業について、4月22日時点の対応方針は下記の通りです。
居場所運営事業について
●コラボ・スクール女川向学館
宮城県女川町では4月15日(木)~5月6日(水)まで休校措置が取られたことに伴い、コラボ・スクール女川向学館では4月27日(月)からオンライン授業の実施に切り替えて行う予定です。
休館期間:2月28日(金)~未定
オンライン授業期間:4月27日(月)~未定
*休校中は授業数を増やして実施(小1~中3)
*個別面談(小6~中3)を週1回程度実施
学校支援:学校、教育委員会と連携を取りながら、オンライン授業をできる環境を整備予定
●コラボ・スクール大槌臨学舎
岩手県大槌町では学校の継続開校をしていますが、コラボ・スクール大槌臨学舎は夜間の密集を避けるためオンラインでのプログラム提供に切り替えています。
休館期間:3月2日(月)〜未定
オンライン授業期間:7,8,9年生:3月9日(月)~未定
時間:平日17:40-20:30
●福島県立ふたば未来学園中学校・高等学校支援
コラボ・スクール双葉みらいラボ
ふたば未来学園中学校・高等学校が4月21日(火)~5月6日(水)の期間、臨時休校になることを受け、学内に設置した放課後の居場所スペースである双葉みらいラボも閉館します。また4月23日(木)から「オンライン双葉みらいラボ」を再度スタートする予定です。
閉館期間:4月21日(火)〜5月6日(水)
オンライン双葉みらいラボについて:
【対象】
ふたば未来学園の生徒、高校1~3年生、中学1~3年生
【内容(予定)】
1.オンライン学習ルーム(スタッフがオンライン上で学習に関する質問に答える時間)
2.オンライン学習イベント(学習・探究・スタッフテーマトーク)
【時間】
15:00~17:00の間で実施予定
●文京区青少年プラザb-lab
b-labでは、これまでの繋がりを活かし、休館期間中はオンラインを活用して中高生の主体的な活動を応援していきます。オンラインイベントや中高生によるオンライン自主企画の実施、YouTubeの活用などに取り組んでいきます。
臨時休館期間:3月2日(月)~5月6日(水)
*臨時休館期間も、9:00-17:00(土日を除く)で、電話・公式LINEアカウントにて問い合わせを受け付けています。
●アダチベース(2拠点)
東京都足立区内の小中学校が5月10日(日)までの休校延長になったことをうけ、アダチベースは同じく5月10日(日)まで原則閉館となります。ただし、一部の支援が必要な生徒に向け、時間を短縮したうえで開館し支援を継続します。
またタブレットとwi-fiを子どもたちに貸し出し、オンラインでのサポートも実施します。
閉館期間:3月2日(月)〜5月10日(火)
*なお閉館期間中も保護者や子どもたちからの電話相談は受け付けられる体制をとっています。(対応時間:11:00-19:00)
時間短縮、対象を絞って行う支援活動:
給食やアダチベースの食事がライフラインになっていた孤食傾向の子ども向けの食事支援は、配布型に切り替えて継続します。(食事支援においては、施設内での調理は行わずお弁当を購入し配布)配布時には、十分な距離を保った状態で配布し、できる限り栄養のある食事を自宅でとれるように対応します。
上記対象以外の子どもへの支援:
3月3日(火)から開始した「オンラインアダチベース」を継続実施します。子どもたちへのタブレットとwi-fiの貸し出しを延長し、オンラインで学習支援やデジタルフリースペース、オンラインイベント企画等を提供します。
●おんせんキャンパス
島根県雲南市では5月6日(水)まで市内の小中学校の休校措置が取られたことに伴い、その決定に準じておんせんキャンパスも5月6日(水)まで閉所します。閉所期間中は、子どもたちの生活習慣の安定、学習の遅れの防止、精神的な不安等の軽減を目的に2つのサポートを行っていきます。
閉所期間:4月20日(月)〜5月6日(水)
サポート内容:
1.オンラインサポート
1日の予定決めやオンライン面談、学習サポートをオンライン上で行います。
2.家庭訪問によるサポート
スタッフがご自宅にお邪魔して、声かけや学習のサポート、遊びなどをします。
*実施に際しては、3密を避けるよう対策を講じて実施します。
*スタッフの健康管理やマスク、アルコール消毒の持参など、感染予防に向け準備を行います。また、スタッフの家族に風邪症状の人がいる場合は在宅での勤務としています。
*ご家庭に風邪症状などの方がいる場合、訪問を控えます。
*期間中でも感染拡大などの状況により、家庭訪問を中止する場合があります。
(1)(2)ともに、保護者、本人の了解がとれた場合のみ実施します。また、オンラインサポートに関わる、タブレットやポケットwifiの貸出も行っています。
プログラム型事業について
●全国高校生マイプロジェクト
休校や自粛の最中にあっても、全国の仲間と出会い学び合う機会を創出していくため、高校生/教育関係者向けサービスはオンラインで継続的に実施していきます。
【教育関係者向け】マイプロジェクトパートナー サービス
マイプロ・探究に関するオンライン勉強会などを継続的に実施します。
ご登録はこちらから:https://myprojects.jp/partner/
●出張授業カタリ場プログラム
5月6日(水)までに実施が予定されていた出張授業カタリ場プログラムは全て中止または延期が決まっています。以降の授業実施についてはオンラインでの開催など各学校と検討しています。
●外国ルーツの高校生支援
生活や経済面などに大きな影響を及ぼしていながらも、情報弱者となりやすく、支援が手薄になりがちな外国ルーツの高校生並びにその保護者に対して、必要な情報を英語・中国語等の多言語で提供し、自治体や行政の既存の相談窓口につなげるなどの相談対応を行います。
時期:
4月下旬から対応開始
対象:
下記に該当する外国ルーツの高校生や保護者等
・カタリバが運営する拠点の利用者及びその保護者
・都立定時制高校等から紹介を受けた高校生及びその保護者
教育魅力化事業について
●大槌高校魅力化プロジェクト
岩手県では感染者が出ていないため、文部科学省の定める学校再開のガイドラインに従って、学校を再開しています。職員についても学校と同じ安全基準のもと勤務を続けています。
●雲南市教育魅力化プロジェクト
島根県では、下記の通り全ての県立学校を4月20日(月)から5月6日(水)まで一斉臨時休業とすることとしました。
https://www.pref.shimane.lg.jp/education/kyoiku/iinkai/sodan/corona.html
*5月7日(木)に学校を再開する予定ですが、今後の感染拡大の状況等により変更することもあります。
そのため、島根県雲南市教育魅力化チームでは、雲南市内の子どもたちの学びを止めないためにオンラインを活用したサポートを行っていきます。
オンラインサポートについて:
学習サポートやオンライン面談、社会教育活動をオンライン上で行います。可能な限り、必要な電子機器(タブレット) やインターネット環境(ポケットwifi)の貸出ができるよう準備を行っています。
オンライン事業について
●カタリバオンライン
一斉休校要請を受け3月4日(水)にスタートしたカタリバオンラインの運営を引き続き実施しています。Web会議システム「zoom」を使用したオンラインの居場所と多様なプログラムを展開。登録者数は1,000名を越えました。現在は自治体の就学援助を受けている世帯に対し、パソコンとWi-Fi(ワイファイ)機器を無償貸与する「カタリバオンライン・キッカケプログラム」も始めています。
Web:https://katariba.online/
・カタリバオンライン for Teensがスタート
4月28日(火)に中高生専用のカタリバオンラインがスタートします。Web会議システム「zoom」を使用し、中高生世代向けに様々なプログラムを展開。オープン時間は、火曜~土曜の朝9時半〜16時半です。同世代や大学生の先輩と趣味を共有したり、一緒に勉強したり、ときには真面目に語り合ったり。様々な大人や大学生から学べる特別プログラムや、実は自分のやってみたかったことを「プロジェクト」として形にできる機会も用意しています。
Web:https://sites.google.com/katariba.net/teens-online/
・「WORLD FRIENDSHIP」KATARiBA Online Globalがスタート
5月1日(金)にWebを公開予定で、「こんなときだからこそ、世界中に友だちをつくろう!」というグローバルプログラムをスタートさせます。世界中の10歳〜18歳がオンライン上に集い、英語またはスペイン語を使って交流する「MakeFriendsプログラム」や、ダンスや音楽といった言語を使わない共通体験を通じて交流する「Nonverbalプログラム」などのワークショッププログラムを実施していきます。
Web:準備中
本件への問い合わせ
認定特定非営利活動法人カタリバ
担当:芳岡千裕(よしおか ちひろ)
Email:pr-team@katariba.net
TEL:03-5327-5667
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