NHKニュース「おはよう日本」サイトより
2020年3月21日(土)放送のNHK「おはよう日本」番組内で、カタリバが今年3月4日にサービス提供を開始した「カタリバオンライン」をご紹介いただきました。
■Web掲載ページはこちら
https://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2020/03/0321.html
広がるオンライン学習 先生へ質問も雑談も
家で過ごす時間が長い子どもたちが学ぶ新たな仕組みも。
小学4年生の有山有志くんです。20日間、学校に通うことができていません。「最初はラッキーと思ったけど、ちょっと外に出にくくなることがわかって、みんなと普通に話せないようになったから、ちょっと寂しいなと思っている。」
母親の絵理さんは育児休業中で、2人の妹の世話で精一杯。学校にいけない有志君が頼りにしているのが、インターネットを使った学習です。
「おはようございます。」
学習支援を手がけるNPOが、休校の問題をきっかけに、参加費無料で立ち上げたこのサービス。学校で出された宿題などを勉強し、分からないことはボランティアの先生に直接質問もできる、双方向のオンライン学習です。
有志くんの母親 有山絵里さん
「彼に構ってあげる人がいないので、オンラインでつなぐことによって助けてもらっています。」さらに、興味があることを発表したり雑談もできる、クラスのようなつながりも。学校にかわる新たな居場所になっているといいます。
小学4年生 有山有志くん
「すぐに学校が始まるわけじゃないし、こういうのがあれば、ほとんどなんでも乗り越えられると思って。」このサービスを立ち上げたNPOの代表、今村久美さんです。オンラインの学習の場では、みんなで歌を歌ったり体操をするなど、自宅にいながら新しい学びを体験できるといいます。
NPO法人『カタリバ』 代表理事 今村久美さん
「誰かとつながっているということが実感できることが、すごく心の安定には大切なんだと思う。オンラインのサービスなので、万能ではないし、できることしかできないなと思いながら、日々改善を重ねている。いつでもつながると思える、安心安全な居場所を作っていく必要性があると思いました。」(記事本文より抜粋)