NPOカタリバ3.11企画
休校中の子どもたちに大川小学校から中継「命の授業」
認定特定非営利活動法人カタリバ(本部:東京都杉並区、代表理事:今村久美 以下、NPOカタリバ)は、3月11日、一斉休校中の子どもたちに向けて、大川小学校の教室からリアルタイムで中継を繫ぎ、「命の授業」を届けます。
授業を行うのは大川小学校でお子さんを亡くされた、女川第一中学校元教諭・佐藤敏郎さん。当時12歳の娘を津波で亡くした父として、自身も女川町の中学教師として、あの時何ができたのか。関係者しか入れない大川小学校の教室からリアルタイムで語りかけます。当時を振り返るだけでなく、子どもたちが自分の命を守る選択をするために、どんな準備をすべきか、どんな行動をとるべきかを、未来に繋がる防災の授業です。佐藤さんが一方的に語るだけでなく、子どもたちとオンライン上で双方向のやり取りを行う予定です。
授業は『カタリバオンライン』というオンライン上の学びのプラットフォームサービスの中で行います。
■授業の流れ(予定)
09:00 NPOカタリバ事務所(東京都杉並区)にて準備
09:30 佐藤先生 大川小学校(宮城県石巻市)に入り準備
10:00 佐藤先生 大川小学校からZOOMでオンライン中継開始
10:15 子どもたちグループに分かれて感想シェア(オンライン)
10:25 全体で感想シェア(オンライン)
10:30 防災について考えるワーク(オンライン)
10:45 防災ワークのシェア(オンライン)
10:55 佐藤先生コメント(宮城県石巻市)
11:00 終了
■カタリバオンラインとは
『カタリバオンライン』は、NPOカタリバが新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐために始まった一斉休校を受け、家で長時間過ごすことになった子どもたちに居場所とストレスケアの機会をオンライン上でつくれないかと考え、3月2日(月)サイトオープン、3月4日(水)サービススタートした新しい取組みです。一方的に動画コンテンツを提供するのではなく、ZOOM機能を使い、子どもたちとカタリバスタッフが少人数で話し合う時間を作り、オンライン上で対話的な場作りを行うことにこだわったサービスです。サービス開始からおよそ一週間で約300名の方に利用登録していただいています。
英語やキッズヨガなど、様々なオンライン授業コンテンツも用意していますが、生活リズムが崩れがちな休校中の子どもたちのために、スタッフと子どもたちが一日の決意表明や今日の感想をお互いにおしゃべりできる「朝の会」「夕の会」も行っています。
Webサイト:https://katariba.online/
公式note:https://note.com/kataribaonline
認定特定非営利活動法人カタリバについて
どんな環境に生まれ育った10代も、未来を自らつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指し、2001年から活動する教育NPOです。高校への出張授業プログラムから始まり、2011年の東日本大震災以降は子どもたちに学びの場と居場所を提供するなど、社会の変化に応じてさまざまな教育活動に取り組んでいます。
<団体概要>
設立 : 2001年11月1日
代表 : 代表理事 今村久美
本部所在地: 東京都杉並区高円寺南3-66-3 高円寺コモンズ2F
事業内容 : 高校生へのキャリア学習・プロジェクト学習プログラム提供(全国)/被災地の放課後学校の運営(宮城県女川町・岩手県大槌町・福島県広野町・熊本県益城町)/災害緊急支援(西日本豪雨)/地域に密着した教育支援(東京都文京区・島根県雲南市・島根県益田市)/困窮世帯の子どもに対する支援(東京都足立区)
URL : https://www.katariba.or.jp/
本プレスリリースへの問い合わせ
認定特定非営利活動法人カタリバ
カタリバオンライン担当:戸田(とだ)
Tel:090-1262-4346
Email:kataribaonline@katariba.net