NPOカタリバは自宅で過ごす子どもと
大人向けの「カタリバオンライン」
サービスを開始します
認定特定非営利活動法人カタリバ(本部:東京都杉並区、代表理事:今村 久美、以下「カタリバ」)は、新型コロナウイルス感染症の拡大によって自宅で過ごす子どもたちの居場所づくりと、保護者向けの相談会をオンライン上で行う、『カタリバオンライン』サービスの提供を2020年3月4日(水)より開始することをお知らせいたします。
『カタリバオンライン』に入会した子どもたちは、web会議システム「zoom」を使用し、双方向でお喋りできる様々なクラブ活動やプログラムに参加することができます。また困っている保護者の皆さん向けの相談会も実施します。
サービス開始にあたり、本日Webサイトをリリースしました。
新しいお知らせはnoteで更新していきます。
Webサイト:https://katariba.online/
WEBディレクション・デザイン/玉利 康延
WEBライティング・編集/田村 真菜
イラスト/ 和田 果樹
公式note:https://note.com/kataribaonline
利用者登録開始は2020年3月3日(火)から、利用に関するオンライン説明会も開催していきます。
カタリバオンラインについて
●カタリバオンラインとは
カタリバオンラインとは、大人と子ども、みんなが集まる無料のオンラインの広場です。
web会議システム「zoom」を使用し、双方向でお喋りできる様々なクラブ活動やプログラムを行っています。面白い大人や先輩が英語・音楽・運動などを教えるクラブを開いており、好きなクラスを選んで参加できます。「ホームルーム」「お昼休み」など、フリーにゆったりと喋れる時間もあります。
まずは朝の挨拶から。
「今日はどんなふうに過ごす?」「どのプログラムに参加しようか?」と話しながらコミュニケーションを取れるだけでなく、日々の生活リズムを保つことができます。
日中は、面白い大人や先輩が英語・音楽・運動などを教えてくれるプログラムに参加したり、トークルームでゆったりおしゃべりしたり、好きな過ごし方を選ぶことができます。夕方になったら、またみんなで集まって「今日の楽しかったこと」「初めて知ったこと」を伝えあいます。普段は出会えないような面白い出会いが、ここにあるかもしれません。
●カタリバオンラインを使った過ごし方
カタリバオンラインを使った1日の過ごし方は、主に3つの時間に分かれています。
・朝のサークルタイム 9:30-10:00
お休み中は生活リズムが崩れがちです。全国各地の同世代の仲間たちと「おはよう」と顔を突き合わせ、場の進行を行う“カタリバオンラインキャスト”と少人数のグループでどんな一日にするか対話します。今日一日の使い方を言葉にすることで、少しだけ背筋をピンとして、自分の気持ちを自分で確認します。キャストから、その日オンラインで参加できる様々な楽しい企画の紹介も行います。
・各自の時間 10:00-16:00
勉強したり、公園に遊びに出かけたり、読書をしたり、はたまたカタリバオンラインで過ごしたり。自由に過ごす時間です。カタリバオンラインには、みんなで勉強会をする部屋、イベントが企画される部屋、「何もしたくないけど、おしゃべりしたい」という子たちの部屋などがあり、そこで過ごすこともできます。何か困ったことがあればキャストに話しかけて相談することができます。
またランチタイムに一人ぼっちにならないように、みんなで食べるランチ会にも参加ができます。
・夕方のサークルタイム 16:00~16:30
朝のサークルタイムと同じように、夕方にまた集まり、今日はどんな一日だったか、ゆるやかにみんなで振り返ります。
【カタリバオンライン利用イメージ】
例1.保護者が在宅勤務している小学2年生・Aくんの場合
9時半から保護者の方に教えてもらいながら一緒にパソコンでzoomをつなぎ、カタリバオンラインに接続。今日どんな風に過ごすかを朝のサークルタイムで全国のお友達と話し合い、午前は塾の授業のオンライン配信を視聴。お昼ごはんはお母さんと食べて、好きな本や漫画を読んだり少しゆっくりします。14時50分〜カタリバオンラインで音楽のプログラムに参加。参加して2週間、少しギターのひき方がわかるように!
例2.保護者が家にいない中学3年生・Bさんの場合
タブレットからzoomでカタリバオンラインに接続。最初は親に設定してもらいましたが、今では1人で参加できるようになりました。朝のサークルタイムのあとはついゴロゴロ…。お昼ごはんはオンラインにつないでお喋りしながら食べます。午後はいろんなプログラムを探して参加。フィリピンの先生が教えてくれる英会話や料理のプログラムにはまっています。明日の午前中は、英語の勉強頑張ってみようかな!
●カタリバオンラインのコンテンツ
カタリバオンラインでは多様なコンテンツがオンラインで同時開催されています。
それぞれコンセプトをもったルームの中で、コンセプトにあったプログラムが開催されます。開催されるプログラムの情報は専用Webページに公開されていくので、自分が参加したいプログラムに参加したい時だけ入ることができます。
コンテンツが展開される6つのルーム
リビングルーム
アトリエルーム
カフェルーム
グローバルルーム
スタジオルーム
パークルーム
開催されるプログラムの一部をカタリバオンライン公式noteで紹介していますので、こちらもご覧ください。
*一部プログラムの紹介
https://note.com/kataribaonline/n/na62788af36a5
サービスの利用について
●利用料
利用料は無料です。
●利用方法
会員登録いただいた方に、会員専用ページをご案内します。
会員専用ページから各プログラムに無料で参加できます。
下記の詳細ページをご確認のうえ登録をお願いいたします。
Webサイト:https://katariba.online/
公式note:https://note.com/kataribaonline
本サービスのプログラムはweb会議システム「zoom」を使用します。9時半〜16時半時までzoomを繋いだ場合、約2.2GBかかります(1時間あたり0.32GBの計算です)スマホのsimを使うとすぐに容量を使い切ってしまう可能性がありますので、自宅のwifiからの接続をお願いしております。
オンライン説明会を開催
カタリバオンラインに興味を持ってくださったみなさまに向けて、オンラインでの説明会を開催します。
この説明会は、インターネットにアクセスする環境(パソコンやスマホなど)があれば、どなたでも無料で参加していただけます。3/4(水)のカタリバオンラインのサービス開始後も、説明会は随時開催していきます。下記フォームよりお申込みの上、ご都合のいい日にご参加ください。
オンライン説明会の申込みはこちら
*オンライン説明会の詳細をカタリバオンライン公式noteで紹介していますので、こちらもご覧ください。
https://note.com/kataribaonline/n/n5586d46c3b96
カタリバオンライン
サービス開始の背景
新型コロナウイルス感染から守るため、学校一斉休校がはじまりました。同時に、外出の自粛、大人数で集まる機会の自粛などもはじまり、多くの子どもたちは家庭ですごす時間が増えることが予想されます。子どもたちにとってはストレスがたまる日々になりそうですし、学習の遅れや、ゲームや動画、SNSなどの依存症についても心配になる保護者の方々も多いかと思います。
さまざまなリスクから子どもたちを守り、居場所とストレスケアの機会をオンライン上でつくれないか。むしろこの事態を、未来に新しい選択肢をつくる、可能性を広げる機会に変えていきたい。そんな想いをみんなで語り合い、『カタリバオンライン』をオープンしました。
認定特定非営利活動法人カタリバについて
どんな環境に生まれ育った10代も、未来を自らつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指し、2001年から活動する教育NPOです。高校への出張授業プログラムから始まり、2011年の東日本大震災以降は子どもたちに学びの場と居場所を提供するなど、社会の変化に応じてさまざまな教育活動に取り組んでいます。
<団体概要>
設立 : 2001年11月1日
代表 : 代表理事 今村久美
本部所在地: 東京都杉並区高円寺南3-66-3 高円寺コモンズ2F
事業内容 : 高校生へのキャリア学習・プロジェクト学習プログラム提供(全国)/被災地の放課後学校の運営(宮城県女川町・岩手県大槌町・福島県広野町・熊本県益城町)/災害緊急支援(西日本豪雨)/地域に密着した教育支援(東京都文京区・島根県雲南市・島根県益田市)/困窮世帯の子どもに対する支援(東京都足立区)
URL : https://www.katariba.or.jp/
*NPOカタリバでは上記既存事業においても、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、オンラインを活用した「新しい支援活動」に取り組んでいます。また不登校支援や困窮世帯の子どもの支援など、オンラインだけでは足りない事業においては、アウトリーチを強化するなどして対応していきます。新型コロナウィルスに関連した既存事業の取り組みについては、こちらをご覧ください。
本サービスへの問い合わせ
認定特定非営利活動法人カタリバ
担当:戸田(とだ)、瀬川(せがわ)、齊藤(さいとう)
Email:kataribaonline@katariba.net