NPOカタリバは新型コロナウイルス感染症
拡大に伴い、自宅で過ごす子どもたち向けの
オンライン支援策の提供と、
保護者の相談窓口設置の準備を始めました

認定特定非営利活動法人カタリバ（本部：東京都杉並区、代表理事：今村 久美、以下「カタリバ」）は、新型コロナウイルス対応として、学校閉鎖となり自宅ですごす子どもたちのストレスケアと、学習サポートなどを目的とし、オンラインサービスの提供準備を始めました。

新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、2020年2月27日に政府から、春季休業の開始日までの間、全国公立小中高校及び特別支援学校における全国一斉の臨時休業を要請する方針が発表されました。

文部科学省
新型コロナウイルス感染症対策のための小学校，中学校，高等学校及び特別支援学校等における一斉臨時休業について（通知）
https://www.mext.go.jp/content/202002228-mxt_kouhou01-000004520_1.pdf

これを受けてカタリバでは、オンラインを活用した新たな子ども支援の取り組みをスタートすべく、準備を進めています。

中高生の居場所運営事業では、近隣行政や学校と相談の上、居場所機能の一次閉鎖を判断した拠点もあります。しかし、特に受験を控える中学3年生を中心に、Wi-Fiとタブレットを子どもたちに配布し、オンラインでの学習サポートを行えるよう、検討と準備を進めています。

さらに、子どもたちが全国どこからでも無料で参加できる『オンライン上の居場所づくり』という、新しい取り組みの準備も進めています。

例え外に出られなくとも、むしろオンライン上にその機能があれば、自分の可能性を広げる多様な人との出会いや機会を多くの子どもたちが手にすることができる。これまでカタリバがオフライン上で提供してきた様々なノウハウを、オンラインサービス化できないか、検討しています。

また、ストレスがたまるのは子どもだけではありません。困っている保護者の皆さんが専門家に相談できる、オンライン上のプラットフォームをつくることも検討し、準備を進めています。

１．中高生の居場所運営事業について

カタリバが直接運営する中高生の居場所施設は下記の通りです。
所管する行政と相談しながら対応方法を検討していますが、多くの施設でオンラインによるサポートを含め検討しています。それぞれの対応方針が決定次第、本Webにてお知らせしていきます。

宮城県女川町　コラボ・スクール女川向学館
岩手県大槌町　コラボ・スクール大槌臨学舎
福島県広野町　コラボ・スクール双葉みらいラボ
東京都文京区　文京区青少年プラザb-lab
東京都足立区　アダチベースCentral
東京都足立区　アダチベースNorth
島根県雲南市　おんせんキャンパス

２．新サービス『みんなのオンライン部活（仮称）』

検討している無料のオンラインサービスは下記の通りです。
2020年3月2日（月）より提供できるよう、準備を進めています。詳細が決まり次第、本Webにてお知らせいたします。

(1)小学生向けのオンライン児童館
(2)中高生のためのオンラインユースセンター
(3)保護者のためのオンライン相談会

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認定特定非営利活動法人カタリバについて

どんな環境に生まれ育った10代も、未来を自らつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指し、2001年から活動する教育NPOです。高校への出張授業プログラムから始まり、2011年の東日本大震災以降は子どもたちに学びの場と居場所を提供するなど、社会の変化に応じてさまざまな教育活動に取り組んでいます。

＜団体概要＞
設立　　　：　2001年11月1日
代表　　　：　代表理事 今村久美
本部所在地：　東京都杉並区高円寺南3-66-3 高円寺コモンズ2F
事業内容　：　高校生へのキャリア学習・プロジェクト学習プログラム提供（全国）／被災地の放課後学校の運営（宮城県女川町・岩手県大槌町・福島県広野町・熊本県益城町）／災害緊急支援（西日本豪雨）／地域に密着した教育支援（東京都文京区・島根県雲南市・島根県益田市）／困窮世帯の子どもに対する支援（東京都足立区）
URL　　　： https://www.katariba.or.jp/ 

本プレスリリースへの問い合わせ

認定特定非営利活動法人カタリバ
担当：戸田（とだ）
Email: sonaeru@katariba.net