2017年4月16日付朝日中高生新聞に、熊本コラボ・スクール「ましき夢創塾」が熊本県益城町の仮設団地で行う夜間の学習会の様子をご紹介いただきました。

カタリバは昨年6月から、熊本県内でも特に被害が大きい益城町で中学校を拠点として子どもたちの支援を行っています。9月からは町内に仮設住宅団地が18箇所2156戸でき、11月より町内最大の516戸を有する「テクノ仮設団地」でも夜間の学習会も始めています。

角川広晃さん（益城町立木山中3年）は「年の近い大学生の人が来てくれるので、堅苦しくなく楽しい」。家族5人で暮らす角川さんは、仮設住宅では自分の部屋がなく、集中して勉強できないそうです。
学習会には必ず参加しているという西夏希さん（同中3年）も「先生たちがフレンドリーで楽しい」と話します。自宅は地震で全壊。避難生活では、教科書を広げることもできず、勉強はまったくできなかったと振り返ります。「勉強したい、って初めて思いました。中学校が小学校を間借りして授業をしていたときも、間借りできたことがうれしかった」
震災から1年がたち、西さんは「震災そのものよりも、当たり前の大切さを忘れることが怖い」と言います。

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