【メディア掲載】日本教育新聞社 ~社会課題を解決するアイデアを競う、全国高校生マイプロジェクトアワード
2017年4月10日付の日本教育新聞にて、カタリバが事務局を担う「全国高校生マイプロジェクトアワード2016」の様子が掲載されました。
「マイプロジェクト」とは、高校生が地域や身の回りの課題や気になることをテーマにプロジェクトを立ち上げ、実行することを通じて学ぶ課題解決型学習(PBL=プロジェクトベースドラーニング)です。
高校生たちが日頃取り組んできたプロジェクトを発表するアワードの開催は今年で4回目。
応募は、過去最高の222プロジェクトとなりました。各ブロックでの予選を勝ち抜いた32チームが、3月25・26日東北芸術工科大学外苑キャンパスでの全国大会に出場し、自分たちの思いと活動実績をプレゼンテーションしました。その結果8つのプロジェクトが賞を受賞しました。そのうち最高賞となる「文部科学大臣賞」について記事で紹介いただきました。
【文部科学大臣賞】
◎個人・グループ部門
「AEDi」和歌山県
各地に設置されているAEDをより効果的に活用し、心臓突然死を減らすアイデア。日本では現在心臓突然死による死者が年間7万人を超え、心肺機能停止時点を一般市民に目撃された件数のうちAEDが活用された件数はわずか3.5%だという。
そこで彼女は適切な処置が行えるよう、現場からAEDを「取りに行く」のではなく、通報によって消防署が現場近くのAEDに位置情報を送信し、近くにいる人がAEDをもって「やってくる」仕組みを考案。実際に消防署や役所、警備会社などの協力を得て実験を行い、現場にAEDが届くまでの時間を大幅に短縮した。(記事より抜粋)
◎学校部門
「被災地に緑を!~全国の高校生と挑戦した環境保護活動~」
静岡県立富岳館高等学校
キノコに含まれる新たな植物ホルモンを活用して、東日本大震災後、塩害と乾燥に悩む被災地の緑化活動に取り組んだ。さらに、被災地の幼稚園児らを対象としたエコ授業の実施や、モンゴルや台湾など国外にも活動の場を広げていることを発表した。(記事より抜粋)
審査では、気づいた課題を自分事として捉え、小さくても実際に行動を起こす主体性と行動力を大切しています。こうしたマイプロジェクトの経験を持った高校生は、これからの新しい社会を創っていくコミュニティリーダーとなっていくと考え、カタリバでは高校生をサポートする活動と、マイプロジェクトを日本全国に広げる取り組みをこれからも行っていきます。
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