【メディア掲載】熊本日日新聞に掲載 ~被災地の放課後学校 学び、語り 子どもの支えに~
2016年12月29日付の熊本日日新聞にて、カタリバが被災地域で運営するコラボ・スクール「ましき夢創塾」と「女川向学館」の様子が紹介されました。
熊本県益城町で活動するましき夢創塾は、町内の仮設団地の集会所で夜間学習会を行っています。手狭な仮設住宅に暮らす中学生たちが落ち着いて勉強できるよう、家庭学習をサポートする場として2016年11月に開設しました。
「友達に誘われて来るようになった。塾にも通ってるので、ここで勉強するのは週2日ぐらい」と2年男子。
仮設に移るまで避難した体育館では、勉強するにも苦労したそうだ。消灯後は締め切った倉庫に照明を付け、中学生らが集まったという。
(記事より抜粋)
熊本地震でのカタリバのこうした活動の背景には、東北でのコラボ・スクールの5年間の活動があります。記事の後半では、宮城県女川町の現在の様子についても触れられており、女川向学館が地域に根付いている様子が描かれています。
女川中の防災担当主幹教諭だった佐藤敏郎さん(53)。大震災では石巻市の大川小で次女を亡くした遺族でもある。昨年退職し、現在は向学館のアドバイザー。「ここにある『斜めの関係』が、子どもにとって大切なものになっている」と語る。
(記事より抜粋)
記事は、女川の高校生が益城町の中学生と交流するイベントの準備を行っているところで結ばれています。
「震災体験を紙芝居にして発表します。熊本のお手伝いがしたいと思っていたから」と高1男子。
(記事より抜粋)
こうした新たな出会いを、カタリバはこれからも応援し続けたいと思っています。
▼熊本と女川の交流イベントの様子はこちらから