【東北ボランティア募集中!】東北ボランティアインタビュー:5年半が経った今こそ、必要なボランティアの力。〜山下かおりさんの場合〜
コラボ・スクールでは、地域の教育課題に取り組んでくださるボランティアを募集してます。
現在、大学の長期休暇を利用して大槌臨学舎で1ヶ月間のボランティアに参加してくれている山下かおりさんにお話を伺いましたので、ぜひご覧ください!
■6年目の被災地、東北ボランティアに参加しようと思った理由は何ですか?
これまで報道や誰かから被災地のことを見聞きすることはありましたが、何が
本当の姿か分からないし、「分かった気になってはいけないな」とも思っていました。何より、時間が経って人々の気持ちが離れやすい今だからこそ、ボランティアは必要なのかもしれないと思いました。
■被災地に来る前と来た後で感じたギャップはありましたか?
実際に来て感じたことは、「分からないことは、分からない」ということです。私は震災の当事者ではないですし、その事実はここを何度訪れても変わるわけではありません。
自分がいつまでも「よそ者」であることをしっかり自覚した上で、分かった気にならず、そんな自分に何ができるのか、改めて考えるようになりました。
■臨学舎でボランティアをしてみて、どんなことを感じましたか?
臨学舎は、塾でも学校でもない「特別な空間」だと感じました。
ここには、いわゆる都会の塾とは違って、いい意味で「どこにでもいる、普通の子どもたち」が集まってきています。そんな彼ら・彼女らの日常に関われることで、教員志望でない私にとっても毎日いろいろな発見や気づきがあります。
■教員を目指していなくても、学べることはありましたか?
たくさんあります。ここには頑張っている子だけでなく、自信が持てない子や中途半端な子、頑張ることができない子もいます。そんな子どもたちに関わる中で、「あなたになら絶対にできる!」という言葉の威力に気付かされました。どんなに自信のない子でも、そう声をかけると少し顔色が変わるんです。
でも、誰に対しても「できるよ!」とただ声をかければ良いわけではありません。時には本気で向かわなくちゃいけないことも。こっちが適当な言葉を使えば子どもはすぐに見抜くので、自信を持って言い切れないのなら言わない方がいい。人によって響くものが違うので、そこを見極めるのがすごく難しいと感じました。「人に本気で向き合う」には、それ相応の覚悟が必要なんだと知りました。
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コラボ・スクールには、山下さんのように思いを持って参加してくださるボランティアスタッフが多く活躍しています。それぞれ得意分野は違えど、思いはひとつ。復興の道半ばにある東北において、子どもたちに寄り添い、本気で地域課題の解決に向き合っています。
震災から5年半が経過した今。東北ではまだまだ「人の力」を必要としています。
「子どもたちに笑顔を届けたい」
「子どもたちが夢を描けるように応援したい」
熱い想いを持った方からのご応募をお待ちしています。
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