日経BPウェブサイト「新・公民連携最前線」に掲載 〜麓幸子の「地方を変える女性に会いに行く!」〜
日経BPウェブサイト「新・公民連携最前線」の新連載として、3月31日から始まった『麓幸子の「地方を変える女性に会いに行く!」』の初回に、カタリバ代表・今村久美のインタビュー『「志を果たしに」故郷に帰る人の流れをつくる』が掲載されました。
今村は、地方を元気にする女性キーパーソンの一人として、震災後、東北2拠点で運営しているコラボ・スクールのことや、東北への思い、地方再生を成功させるカギなどについて語っています。
特に避難所や仮設住宅で暮らす子どもたちの多くは、落ち着いて勉強できる場所がありませんでした。避難所は夜9時に消灯するので夜、勉強ができませんし、女川町では学習塾も9割が流されていました。子どもたちは、学校から帰って勉強するという当たり前の日常を失っていたんですね。そんな子どもたちが安心して過ごせる“放課後の居場所”をつくりたいと思って立ち上げたのが、「コラボ・スクール」です。
(中略)
地方からなぜ人が出て行って帰ってこないかというと、一つはそこに“同調圧力”があるからだと思うんです。地方ならではの、新しいチャレンジを許さない感覚とか、縄張り意識みたいなものが若い人たちへの魅力を損ねている部分があるのだと思います。「この地域はチャレンジを応援している」と子どもたちが自覚できれば、帰ってきたいという思いも強まるのではないでしょうか。
それには地域が、チャレンジしている大人たちを誘致したり、多様な経験を持つ大人と子どもとの出会いの場をつくったりして、子どもたちが「この町で、こんな大人になって活躍したい」という未来を描けるようにすることが大事だと思います。
(記事より抜粋)
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