【活動紹介】第15回カタリバ教育グッドプラクティスセミナー 〜「3.11×国語」の授業〜を開催しました
テーマは「3.11×国語」の授業。東日本大震災からもうすぐ5年。どう、今度の3月11日を迎えるか。
そこで、2月20日(土)に行われた第15回カタリバ教育グッドプラクティスセミナーでは「震災後、生徒にどんな授業をしたのか」をテーマに、講師には、東北から佐藤敏郎先生(元・中学校教員)をお招きしました。
震災直後の新学期、最初の国語の授業で行った中島みゆきさんの「永久欠番」の詩の授業、自分自身と向き合う俳句の授業、そして神奈川県の高校生たちが実際に被災地に赴き、体感したことを通じて震災を考える「教育旅行」、敏郞先生が行った国語の授業やカリキュラムについて、参加者とディスカッションをしながらのセミナーとなりました。
参加者の方からは、
「いのちについて、日々考えさせられることが多いなか、学校・教師の役割について改めて考えさせられました。」
「辛い経験・出来事をも、かけがえのない教育の機会に変えていく敏郎先生に、自分も教員を目指すひとりとして、大変心を打たれた。」
といった感想をいただきました。
敏郞先生は「毎日何が正しいかも、どちらが正解かもわからない。ただ、常に意識していることは‘真ん中を子どもの命にしたい’ということだけです。そうすれば、大概は間違わない。そして、生かされた意味・役割を問いつづけながら、いのちの意味づけ、未来への意味づけをやっています」という言葉でセミナーを締めくくっています。
私たちNPOカタリバも、社会教育の立場から、今後も先生方をはじめ、いろいろな立場の方と共に、日本の子ども・若者のことを考え、信じ、働きかけていきたいと思っています。
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