【メディア掲載】北海道新聞に掲載 ~「ナナメの関係」で高校生の意欲引き出したい~
2016年2月7日付の北海道新聞(道央版)に、札幌市内で1月12日に開催された「カタリバ北海道5周年記念シンポジウム」でのカタリバ代表・今村久美の基調講演の内容をご紹介いただきました。
NPOカタリバの活動のキーワードである「ナナメの関係」。出発点は今村の学生時代の体験にありました。
大学に進学したのは、親元を離れたかったから。明確な将来像は描いていませんでした。
だから進学後、大きな衝撃を受けました。「政治を変えたい」「科学で社会に貢献したい」。そんな目標を抱き、ひたむきに学ぶ学生が大勢いたからです。彼らが私にとってナナメの関係。前向きに生きる楽しさを知りました。
(中略)
出発点は先輩の姿に触発された自分の体験です。将来を考える上でとても参考になりました。高校生にも同じ経験をさせてあげたい。多くの若者が直面している「何か意欲がわかない」という課題を解消するため、少し年上の先輩が高校に入っていける仕掛けができないか、と考えました。
(記事より抜粋)
若者の意欲をいかにして引き出すか。カタリバは、今村の原体験をもとに現状のモデルを構築し、「少し年上の先輩が高校に入っていく」仕掛けを全国各地で展開しています。
創業以来、この15年間常に考え続けているのは「目標がかなわなかった時や、挫折した時まで思いを巡らせたキャリア教育」の必要性です。カタリバは、今後もより多くの高校生に生き抜く力を届けられるよう、試行錯誤を続けて参ります。