【特別コラム】回り道の人生で気付いた「無駄のない生き方」
今回はカタリバキャスト(大学生ボランティア)として、2012年まで活動していた位川悠一さんにコラム記事を書いていただきました。位川さんは通信制のサポート校出身です。位川さんが全日制高校を「窮屈」と感じ、通信制のサポート校へと編入した経緯は、特別なことではありません。
「全日制に通えなかった自分」という強い劣等感を持ちながらも、通信制高校で出会った様々なバックグラウンドを抱えた人たちとの関わりの中で、「話すことで偏見や先入観はなくなる」ということを知った位川さん。そんな位川さんの高校生活やカタリバでのボランティア経験のお話を通して、何か感じていただければと思います。
カタリバでのボランティアでは自分が全日制の高校に通えなかったからこそ出来たことも、多くありました。全日制の高校には、全日制での高校生活を知らないキャストとして。定時制の高校へは、全日制ではない高校生活を知っているキャストとして。多くのキャストが全日制の高校を卒業している中、僕は彼らとは少し違った立場のキャストとして現場に足を運び、少し違った切り口で以って、生徒さんたちとお話出来たのです。
思い返せば中学時代から、全日制の高校をやめるまでに掛けて、「無駄なことをせず、やるべきことをやれ」という風潮に息を詰まらせていた自分ですが、カタリバという場所は僕にとって、自分のこれまでを活かせる場所、「やったことを無駄にしない」活動が出来るところでした。キャストとしての活動が数ヶ月経った頃になると、もうすっかり、全日制の高校生活に対して長年抱いていた暗い劣等感も、綺麗になくなっていました。
(コラムより一部抜粋)本文はこちらから
カタリバキャストとして活躍をしてくれる大学生には相互に学ぶ「半学半教」の精神があります。どんな人からも学ぶことができ、どんな人にでも誰かに何かを伝えることができる、そんな考えが強く根付いています。キャストになるためには話が上手である必要も、特別な経験も必要ありません。あなただからこそできること、伝えられることがあります。
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