カタリバ独自調査で「不登校傾向」の子どもたちの増加が明らかに[代表のつぶやき]
増え続ける不登校ですが、さらに社会的な理解を深めるため「不登校傾向にある子どもの実態調査」を実施いたしました。
これは2018年に日本財団が行った「不登校傾向にある子どもの実態調査」で発表された不登校傾向の子どものボリュームがどのように変化したか、それを更新する形で行ったものです。
今回カタリバ研究所チームと連携していただいたのは、シタシオンジャパンさんという、前回の日本財団調査をご担当された研究者の方々です。前回同様に中学生のこども調査を行い、今回はそれに加えて、不登校のお子さんを育てる保護者の調査も行いました。
「不登校」とは、30日以上学校に行っていない子どものことを指しますが、それと同じくらい、いやもっと多くいるかもしれないのが「不登校傾向のこども」です。不登校傾向とは、30日は休んでいないけど休みがちだったり、今のところ登校はしているけど教室に入れないとか、また、行きたくないと毎日思う(と回答)しつつもなんとか通学している子ども、などを指します。
前回と同じ条件で比較してみると、不登校傾向は41万人、5年で26%増加していました。5人に1人が不登校または不登校傾向だと言えます。
下記に、まずは概要版をアップしました。詳細版はもう少し分析をしてから、報告いたします。
【概要資料】不登校に関する子どもと保護者向け実態調査