個性あふれる選択肢から、学校を選べる社会にしていきたい[代表のつぶやき]
岐阜市に、不登校の子どもたち対象の中学校が開校しました。
岐阜市のイノベーター教育長早川 三根夫さんの、ご退任前のレガシーとも言える新しい学校と、コンセプト作りから関わってきた塩瀬 隆之さんがこの学校に託した願いが、取り上げられています。
https://forbesjapan.com/articles/detail/40608/1/1/1
この草潤中学校は、「不登校特例校」という政策に基づいて作られた学校です。通常の学校よりカリキュラムが柔軟に設定でき、やらなきゃいけない「マスト事項」を限りなく減らせるため、通常の学校よりクリエイティブな学校運営ができます。(憲法下で認められた「学校」なので、オルタナティブスクールやフリースクールとは違って公金が使えます)
草潤中学校は子どもたちが学び方を、1,家庭学習中心 2,週数日登校 3,毎日登校 の三パターンから選択できたり、定期テストを受けるか否かも各自選択。学習状況を基に個別に評価(高校受験にも対応)。制服や給食はなく、全校行事などもありません。
不登校特性校は、この事例含めて全国に17校。不登校児童生徒が18万人に達している中で、供給がまったく足りていません。
不登校特例校に通えるのは、年間30日以上の欠席をした子、という定義を参考に、不登校傾向の子どもたちも対象になりますが、逆に、学校に傷ついて「不登校になった」という実績がある子どもにしか、入学の権利はありません。(実際の運用では、積極的不登校を受け入れるケースも今後は出てくるかもしれませんが。)
不登校特例校はどんどん増やしていきたいですが、本来、子どもたちの心が深く傷つく前に、多様な学校の選択肢の中から無償で、たくさんの個性あふれる選択肢から学校を選べる日本にしていきたいと願います。
すべての学校が特例校、そんな未来をつくりたい。
何れにせよ、早川教育長、岐阜市関係者の皆様、塩瀬さんなど皆様、草潤中学校の開校おめでとうございます。