キッカケプログラム『奨学PC』ついに66世帯に発送![代表のつぶやき]
キッカケプログラム
『奨学PC』ついに
66世帯に発送!
まさか、子ども用のICT環境がないと教育とつながれない世になるなんて、4ヶ月前は思いもなかったけど、分散登校も第2波も続く今、子どもたちに起きているリアルです。
同時に、非正規労働者数が前年4月比97万人減。もともと弱い立場にあった人から雇い止めにあい、多くの家族の家計が急変。
この事態をうけ、3月にキッカケプログラム『奨学PC』として、パソコン&Wi-Fiの無償貸与とオンライン支援を行うことを決めました。
そして機器の手配と機器を子どもたちが安全に使えるよう管理コンソールの研究、そして該当者の募集をはじめました。
キッカケプログラム募集ページ:https://katariba.online/kikkake
しかし思いの外、その全てが難航・・まず、安心して教育利用できるパソコンが、市場から消えて生産追い付かず手に入らない。リモートで見守る管理コンソールも基本学校用になっているので、NPOに売る想定になっていない。
また、該当する方々にも通常のマーケティングではなかなかつながれない。分断社会を実感しながら、「Twitterで話しかけ作戦」で個別メッセージをするなど、プロボノさんたちの力を借りてここまで準備してきました。
そして6月3日、DELLの飯塚祐一さんのご尽力で待望のパソコン100台が届き、本日発送できます。みんなで心を込めてチェックして、ラッピングしました。
みんなに届けー!
(報道でも取り上げていただきました!)
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20200606-00000045-jnn-soci
たくさんの方に委ねていただいたご寄付で運営するこの企画です。貧困の連鎖を教育で止める、本当に成果を出せる取り組みだということを立証したいし、成果にならないなら改善を重ねたい。その意味で、尊敬する研究者の豊福晋平さん、中原淳さん、中室牧子さんにお力を借りて、エビデンスベースの現場改善と経年評価を重ねます。
また、神野元基さんの設立したCOMPASS社のAIドリル「Qubena」、水野雄介さんのLife is Tech社のプログラミング教育、同志 山田貴子の「WAKU-WORK ENGLISH」にご協力いただき、様々なオンライン教育の機会とつないだり、今度珠美さんにはネット依存にならないために家庭のメディアリテラシー研修を、子どもたちを遠隔で見守る管理コンソールは井上勝さんに助言をいただく・・など、皆さんの専門性を持ち寄って、みんなで取り組んでいきます。
難題しかないわけですが、未来のことはわからないし、目を凝らして方角は確認しながら、やれることを走りながら考えて行きたいと思います。