Withコロナ社会において、いま検討すべきこと[代表のつぶやき]
恐らく、日本初ではないでしょうか。
4月27日にオンライン中教審が開かれました。
一斉休校から4月26日までの間、
何回も現場の先生方と委員の方たちと
何十時間も議論を重ね、ここまで
考えてきたことをまとめて資料を
提出させていただきました。
▼資料はここで公開されています。
https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/2019/11/1422470_00002.htm
今回私が提出した資料の論旨のポイントは、
下記の通りです。
一斉休校になって日本中が再認識しているのは、
1.日本の教員は、学習指導要領を履行すること以上に、
学齢期の子どもたち全員に一律配置された伴走者だ
ということ。
2.学校は、学びの場である以上に、人と安心安全に
つながることができる居場所だということ。
3.ICTを活用すれば、実技系以外の学習はAIや
予備校講師の授業に置き換えられる。
教材にできないのは、ただひとりの子どもも孤独に
しないための対話と自分を想ってくれる人との
つながり。
先生たちには、つながりを絶たない、というところ
にこそ思い切って、ICTのコミュニケーション機能
を工夫活用してほしい。
4.公務でYahooやGmailなどが使えないそうで、
2,3回線しかない学校の電話を順番に先生たちは
利用して家庭に電話しているそう。
デバイスよりも、まず先生と子どもたちに、
アカウントを発行して使えるように即座に
対応すべき。
5.できるだけ使わせないためのリスクを伝える
「情報モラル教育」ではなく、
デジタル利用前提社会をどう生きるかという
「デジタル・シチズンシップ教育」
をハイスピードで整備すべき。
6.既存の均一な平等性を重視した教育が、
実は排除してきた子どもたちがいるということの
前提に立ちたい。
その子どもたちに機会を届けるためにも、
GIGAスクール構想(1人1台デバイス環境等)を
一層のスピードで実現すべき。
など・・言いたいことがたくさんありすぎて、
長くなりました。
中教審資料にしては、かなり各論を並べているので
(私の性格はどうしてもそうなる)、
上記URLに掲載されている岩本悠くんの
ビジョン資料と2つで1つとしてお読みください。
資料作成にあたり、たくさんのご助言をいただきました。
今後とも引き続きよろしくお願いします。