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[カタリバサポーターinterview]黒岩 篤様「自分の子どもの成長と共にカタリバの活動の必要性を実感しています。」

vol.019Interview

date

category #インタビュー #カタリバ応援者

writer 編集部

寄付者・ご支援者の声

カタリバでは約8,000人のサポーター会員(毎月の寄付)から、子どもたちのために、ご支援をいただいております。 今回はサポーターの一人である黒岩篤さん(お住まい:東京都新宿区、ご職業:スマートニュース株式会社、ご支援歴:2012年から)にカタリバを支援したきっかけや、カタリバへの思いをお伺いしました。

カタリバとの出会いは息子に広い視野を持たせてあげたいという思いから

私には一人息子がいます。小学生時代は視野を広げてあげたいと思い、国立天文台や博物館に連れて行っていましたが、ふと「この子が中高生になったらどうなるのだろう」と考えるようになりました。小学生のように遊んであげられることも難しくなるだろうし、視野を広げる機会が少なくなるのではないか。家と学校だけを往復するような環境だけではなく、息子が新しい視点をもてるような出会いが場所があればいいなという思いがありました。中高生向けのイベントを探しているときにカタリバを見つけました。以前に『「カタリバ」という授業』という本を読んでいたこともあり、どのような活動をしている団体なのか興味が湧きました。

10代の多感なときに今ある状況が全てじゃないと教えてくれる存在が必要だと思います

今の時代にカタリバの存在は非常に意味があると思います。特に全国各地様々な中高生に会い、“チャレンジしていいんだよ”と意欲的にさせるきっかけを届けている点です。NPOのなかでも活動を一生懸命やっていて、しっかり運営しているところ。また、同じ寄付なら全国の子どもたちの背中を押してほしいという思いから、2012年よりサポーターとして寄付をしています。
カタリバの事業の中で、特に「カタリ場」の活動に意義を感じています。息子が通う中高一貫校のように、タテの繋がりが強い学校に通う子どもたちにこそ、ナナメの関係が必要だと思っています。“世の中は広くワクワクすることがいっぱいあるし、今ある状況が全てじゃないんだよ”と教えてくれる存在、生きていく知恵や経験を広げてあげられる環境が中高生にも必要だと思います。また、「b-lab」のように家庭と学校のほかに、3つ目、4つ目の居場所が子どもたちにあるといいなと思っています。

勉強さえままならない子どもたちがいることを知りました

子どもたちの「7人に1人は貧困」だという言葉は、なんとなくニュースを見聞きし子どもたちの問題について情報を得ていたつもりでも、実感がわきませんでした。カタリバによるメールマガジンなどの記事をみて、意外と日本にも勉強さえままならない子が多いことを知りました。私が働いている会社がある渋谷区在住の子どもたちでも、塾に行けない子が数百人いるという現状があります。会社として何かできることはないか、と最近支援をスタートさせました。

将来の日本を支える中高生のためにできること

息子が中学校に入学し、思春期に突入したこともあり、コミュニケーションが今までのようにいかなことが増えました。親や先生、友達など限られた関係性以外のカタリバのような存在が関わることの重要性をひしひしと感じています。
大人は息子をはじめとする中高生の将来について、真剣に考えるべきだと思います。ですが、多くの親たちは仕事が忙しく、子どもたちの将来に関心を持てる状況ではないという現実があります。まずは、カタリバのような活動がメディアなどで取り上げられることで中高生へのサポートの必要性が多くの人に伝わっていけばいいなと思います。

自分の寄付で誰かが救われているというのはありがたいです

1年に1度発行されている年次報告で、寄付したお金がどのように使われているか、何人の子どもたちに活動を届けているのか、といった具体的な数字が上がっているのを見ると寄付をしていてよかったと感じます。
自分の寄付で、誰かが救われているというのはありがたいなと思います。
継続的な支援はカタリバの活動の基盤になっていると思うので、これからも継続して寄付をし続けていきたいです。
また自分自身50代を見据え、新しい世界を持ちたいという思いが強くなりました。
寄付だけではなく、仕事で培った力や、自分の得意としている分野を活かして、会社以外での場所で貢献していけたらいいなと思っています。


 

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編集部 編集部

KATARIBAMagazine編集部が担当した記事です。

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