【10代の居場所EXPO 第2弾@オンライン開催】10代の居場所はどうつくる? ― 官民連携で挑むユースセンターの最前線
開催
日時
2025
4月23日(水)
13:30~15:00

子どもの居場所づくりと公共施設の活用 ― 2つの課題をつなぐ官民連携の可能性
いじめ、不登校、そして10代の自殺増加——。社会構造の変化により、子どもが安心して過ごせる場所がなく、悩みや問題を誰にも打ち明けられずに社会で孤立している子どもや若者が近年問題視されています。
こうした状況を受け、こども家庭庁が2023年に発足。「子どもが安心できる居場所」の必要性が高まり、同年12月には「こどもの居場所づくりに関する指針(*1)」が策定されました。
しかし、現場では人材不足や官民連携の課題が指摘されており、自治体・地域・民間が協力し、持続可能な支援体制を構築することが求められています。
一方、全国の公共施設は、高度経済成長期に整備され、2025年には約7割が大規模改修を必要とする老朽化に直面。地方では人口減少とともに施設の統廃合が進んでいくといわれています。(*3)
この課題を解決するため、既存の公共施設を有効活用し、新たな価値を生み出す取り組みが各地で模索されています。
10代の子どもの居場所施設は、こうした公共施設の「新たな活用法」として、子どもたちが安心して過ごせる場を提供し、地域・社会全体で子どもを支える役割を担う可能性を秘めています。
*1:こどもの居場所づくりに関する指針 こども家庭庁
https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/816b811a-0bb4-4d2a-a3b4-783445c6cca3/9dade72e/20231201_policies_ibasho_09.pdf
*2:こどもの居場所づくりに関する調査研究 報告書概要 こども家庭庁
https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/db46916f-2963-4114-917d-8677e2761a90/adb0d276/20230323_ibasho_houkoku_gaiyou.pdf
*3:今後の公共施設のあり方 一般財団法人地域総合整備財団
https://www.ribc.or.jp/info/pdf/sprep/sprep88_01.pdf?utm_source=chatgpt.com
「10代の居場所EXPO」企画第2弾!官民連携で取り組む子どもの居場所づくりの事例を大公開
前述のような状況を踏まえて、「ユースセンター起業塾」は自治体と協力しながら居場所をつくる人材の確保・育成や運営などを行ったり、図書館を10代の居場所として活用する取り組みを展開したり、地域の資源を活かした新しい居場所づくりを模索してきました。
これまでの活動を通じて、”子どもの居場所”の重要性は広まりつつあるものの、「具体的にどう運営していいかわからない」「そもそもどんなことから始めていいのかわからない」という悩みを抱える自治体も多いという課題が見えてきました。
そこで今回、「図書館という公共施設の活用」と「官民連携」をテーマに、現在ユースセンター起業塾が自治体や図書館と協力・連携している事例をもとに10代の居場所のリアルと今の現在地について学ぶ「10代の居場所EXPO」を開催します。
その第2弾となる今回は、10代の居場所づくりに取り組んできた3自治体の担当者をゲストに迎え、自治体が居場所の立ち上げに至った背景や、直面した課題、よりよい居場所をつくるための工夫について議論します。また、悩みを抱える自治体の皆さまのリアルな声を伺いながら、トークセッションを通じて課題解決のヒントを探ります。
イベント開催概要
●イベント名:10代の居場所はどうつくる? ― 官民連携で挑むユースセンターの最前線
●日時:2025年4月23日(水) 13:30~15:00
●開催形式:オンライン(zoom使用)
●対象:自治体関係者、ユースセンターに関心のある方、報道関係者
●参加費:無料
●申込期日:4/22(火)12:00
●一般申込フォーム:https://forms.gle/ehZTHEmEvYnR6RdB8
●報道関係者申込フォーム:https://www.katariba.or.jp/report/
※お申込みいただいたみなさまに後日イベント参加用URLをお送りします。
≪プログラム≫
13:30 開会
13:35 カタリバ・ユースセンター起業塾の概要説明
13:45 10代の抱える課題と子どもの居場所の意義とは?
14:05 自治体の取り組み事例紹介(千葉県柏市/新潟県妙高市/愛媛県宇和島市)
14:35 パネルディスカッションと質疑応答―自治体の悩みから解決の糸口を探る―
15:00 閉会
※プログラム内容と時間は変更になる場合がございます。
≪登壇ゲスト(敬称略、順不同)≫※ゲストは変更になる可能性があります。
・千葉県柏市教育委員会生涯学習課 長谷川和成
2018年に柏市役所に入庁。入庁後に統計調査、行政改革、デジタル化の推進などの業務を担当。2024年より柏市教育委員会に配属し、中高生世代の居場所づくり事業など青少年健全育成に係る業務に携わる。
・新潟県妙高市企画政策課 吉田涼
2009年に妙高市役所に入庁。農林、総務、教育委員会等を経て、2024年より企画政策課に配属。総合計画推進プロジェクト「高校生の活力を生かした“若者の多彩な居場所づくり”」のプロジェクトリーダーとして、若者の居場所づくりに携わる。
・愛媛県宇和島市教育委員会 西尾祥之
名古屋市出身。2005年に旧宇和島市の採用となり、移住。その後、保護、企画、税務、人権啓発課での勤務、地域総合整備財団への出向などを経験。2019年にホリバタ基本構想の立案に関わり、事業スタートとともに中央公民館(ホリバタ)に配属。若者の世界を拡げる「きっかけづくり」と日常に応える「場づくり」に携わる。
お問い合わせ
・取材に関するお問い合わせは下記フォームにご入力ください。
https://www.katariba.or.jp/report/(担当:カタリバ広報 児島)
・事業に関するお問い合わせ下記までご連絡ください。
incubation@katariba.net (担当:カタリバ ユースセンター起業塾事務局 野村)