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#一般向け

メタバースを活用した不登校支援で重要なポイントとは?3年間の取り組みの軌跡と今後の可能性

開催
日時

2024

1114(木)14(木)

18:30-20:00

不登校の児童生徒は9年連続過去最多を更新。学びの機会や繋がりを失っている子どもの存在が課題に

文部科学省による調査では、令和4年度の不登校長期欠席の人数は約 46 万人(*1)。近年、不登校や長期欠席の児童・生徒の数は年々増加し続け、9年連続で過去最多を更新しています。不登校の小中学生のうち、学校内外で相談・指導を受けておらず、学びの機会や繋がりを失ってしまっている児童生徒は38.2%にのぼり、そのうちの半数の子どもたちが90日以上学校を欠席していることが分かっています。その要因は様々ですが、例えば下記のような課題が存在しています。

∇地域的要因の一例
自治体に設置の努力義務がある教育支援センターの設置されていない自治体の割合は「25.9%」(*2)
∇身体・発達特性等の要因の一例
通常の学級に在籍する小中学生のうち、学習や行動に困難のある発達障害の可能性がある子どもの割合は「8.8%」(*3)

教育支援センターや学びの多様化学校など、国や自治体が用意する支援も増加してはいますが、様々な要因や背景によって、既存の支援が行き届かず、学びや社会との関わりから断絶されている子どもたちの現状があります。

*1:文部科学省 令和4年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果
https://www.mext.go.jp/content/20231004-mxt_jidou01-100002753_1.pdf
*2. 文部科学省『誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策(COCOLOプラン)について』(2023年)
*3. 文部科学省『通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果(令和4年)について』(2022年)

2021年からメタバースの活用をスタート。自治体と連携するからこそ担えるオンライン支援の役割とは

カタリバは2015年から不登校の子どもたちへ、家庭訪問や居場所の提供、学習支援などのサポートを実施してきました。2021年からは、メタバースを活用したオンライン不登校支援プログラムroom-Kを立ち上げ、「何らかの事情や背景により学校で学ぶことが難しい小中学生に対し、学ぶ意欲と自信を取り戻してもらうこと」を目指し、子どもたちの支援に取り組んできました。

2021年からの実証、2022年からの本格的な自治体連携を行うなかで、自治体がもつ「既存の学びや支援が十分に行き届かない子どもたち」への課題、そしてroom-Kとして子どもたちの支援に向き合うなかで、オンライン支援に繋がる子どもたちが抱える困難やその実態がみえてきました。

11/14、3年間取り組んできたメタバースでの支援で見えてきたことと今後の可能性について考えるイベントを開催

不登校の子どもたちのなかには、給食だけは食べに行ける子、教育支援センターやフリースクールには通える子、家から出ることも難しい子など、さまざまなグラデーションがあります。そのなかでroom-Kが向き合う子どもたち、特に「既存の学びや支援に繋がれない・十分に行き届かない子どもたち」はどのような困難を抱えていて、どのような寄り添いが必要なのでしょうか。

自治体と連携しながらより良い支援を届けること、子どもたち1人1人に合った学びの形を一緒に見つけ、社会的な自立を目指してサポートする為に必要な要素は何か、日々仮説と検証を繰り返してきました。

昨今自治体が独自で取り組むメタバース支援なども増えていくなかで、room-Kとしてこれまで取り組んできた支援における実情を発信し、より良いメタバース支援の在り方や活用方法、メタバース支援の可能性などについても、考える時間にしたいと思います。

また、イベントでお話を聞いていただいた上で、連携を希望される自治体のみなさまと新たな連携も検討していきたいと思っています。連携をご希望の自治体のみなさまも、ぜひイベントにご参加ください。(新たに連携する自治体の数には限りがございます。)

【概要】
●イベント名:メタバースを活用した不登校支援で重要なポイントとは?3年間の取り組みの軌跡と今後の可能性
●日時: 2024年11月14日木)18:30-20:00
●開催形式:オンライン(Zoom使用)
●対象:自治体関係者、学校関係者、メディア関係者、教育関係者
●参加費:無料
●申し込み期日:2024年11月13日(水) 23:59締め切り
●一般の方のお申し込みフォーム:https://forms.gle/1zNaHJsm1mTr5Qnx9
●メディアの方のお申込みフォーム:https://www.katariba.or.jp/report/
※お申込みいただいたみなさまに後日イベント参加用URLをお送りします。

●プログラム
18:30 開会
18:33 room-K概要(事業概要・ターゲット層・room-Kの目指すあり方等)
18:48 room-K支援のリアル(子どもや保護者の実態・個別伴走支援の重要性・みえてきた価値や可能性)
19:10 トークセッション:官民連携で取り組む、メタバースを活用した不登校支援のこれまでと今後
19:55 質疑応答
20:00 閉会
※イベント内容は予告なく変更になる可能性がございます。予めご了承ください。

●ゲスト:
小椋 亮太氏(入間市役所 学校教育課)
埼玉県・入間市で中学校教員として13年間勤務。令和3年度、入間市教育委員会へ異動。
教育委員会では生徒指導担当として、いじめ問題・不登校問題を担当。room-k令和6年度の正式導入に向け、令和4年度からの実証事業を担当した。

仲野 高弘氏(春日井市教育委員会事務局 学校教育課)
春日井市勤続24年目。収納課、教育総務課、保険医療年金課、企業活動支援課を経て現在の学校教育課の勤務は9年目、教育委員会では通算12年目となる。
学校教育課では、不登校対策や部活動の地域移行に関する事務を担当しており、令和5年度のメタバースを活用したオンライン不登校支援の試行時から、今年度の本格実施の事務にも携わっている。

お問い合わせ

取材に関するお問い合わせは下記フォームにご入力ください。
https://www.katariba.or.jp/report/(担当:カタリバ広報 山本)