開催
日時
2022
9月12日(月) 〜12日(月)
19:30-21:00
地方都市の課題 Ι 子どもたちの居場所づくり
2023年4月1日に新設予定の、子ども政策の司令塔となる省庁・こども家庭庁の基本方針には次のような記載があります。
“全てのこどもの健やかな成長、Well-beingの向上のため、安全で安心して過ごせる多くの居場所を持ちながら、様々な学びや体験ができ、幸せな状態(Well-being)で成長できるよう、家庭、学校、職域、地域等が一体的に取り組む。*”
現代を生きる子どもたちが健やかに成長していくためには、安全・安心に加え、可能性を広げるための機会を提供する居場所がとても重要であり、その実現には家庭や学校だけでなく地域社会の協力が必要不可欠です。
しかし特に地方においては人材不足などを原因に、教育における様々なリソースが足りておらず、子どもたちのための居場所も十分とは言えないのが現状です。また、地方部と都市部の間には、教育費用や人とのつながり、大学進学率や不登校支援においても地理的格差が存在すると言われています。
このような課題を解決するために地方都市に必要不可欠なのが、地域における教育を取り巻く様々なステークホルダー(保護者、学校、教育委員会、行政等)と関わりあいながら、子どもたちに対してさまざまな学びの機会や、家庭でも学校でもない「第三の居場所」を届けられる教育イノベーターの存在です。
*内閣官房 Ι こども政策の新たな推進体制に関する基本方針
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kodomo_seisaku/pdf/kihon_housin_gaiyou.pdf
居場所づくりを通じた地域との関わり方とは?
10代の居場所の価値をテーマにトークイベントを開催
カタリバが実施する「ユースセンター起業塾」では、全国各地に子どもたちのための第三の居場所・ユースセンターをつくることを目標に、10代の居場所を立ち上げたいと考える団体を支援しています(事業創造コース)。しかし、地域という場所でユースセンターを立ち上げるためには、教育支援経験や地域での起業準備期間が必要です。「教育支援の経験を積みながら起業準備を進めたい」。そんな教育イノベーターの卵となる方を応援したいという想いで立ち上がったのが「起業準備コース」です。
今回「起業準備コース」第2回目の募集に合わせて、実際に地域で子どもたちの居場所を運営する方、学校教員から地域での居場所づくりへとキャリアチェンジした方々のお話を聞くイベントを開催することとなりました。
ゲストとして登壇するのは元地域おこし協力隊で、現在は岡山県備前市において10代の居場所を開設するなど幅広い年齢層を対象に教育活動に取り組む守谷克文さん、元青年海外協力隊で現在はユースセンター起業塾・起業準備コース1期生として、地元である千葉県八街市でユースセンターの立ち上げを目指す太田蒔子さん、元小学校教員で現在はカタリバが運営するユースセンター・文京区青少年プラザ「b-lab(ビーラボ)」で働く中島直哉さん。
異なるバックグラウンドを持ちながらも「10代のための居場所をつくりたい」という目標を同じくする3名に、現在に至るまでのプロセス、居場所を通じた地域との関わり方、そこで生まれた子どもたちの変化などについてお話を聞きます。
ぜひ多くの方にご参加いただき、このテーマについて一緒に考える機会にできればと思います。
イベント開催概要
■開催日時:2022年9月12日(月)19:30~21:00
■環境:オンライン配信(Zoom/参加用URLは前日までにご案内します)
■申込フォーム:https://forms.gle/2uQdQ91HdFMGGkgg8
(*報道関係者はこちらにご登録ください:https://www.katariba.or.jp/report/ )
■申込締切:2022年9月11日(日)23:59まで
■費用:無料
■対象:地域での起業に関心がある方、教育や福祉分野に携わっている方、報道関係者、学生など、どなたでもご参加いただけます。
<プログラム>
19:30 開会
19:35 イントロダクション「ユースセンター起業塾・起業準備コースについて」
19:40 パネルトーク「10代の居場所づくりに取り組む先輩たちに聞く。地域における居場所の価値とは~?」
20:30 質疑応答
20:45 閉会
20:50~ 懇親会
※プログラム内容と時間は変更になる場合がございます。
<登壇者>
■守谷 克文| Katsufumi Moriya
1992年生まれ。京都大学公共政策大学院在学中に備前市に移住し、備前市地域おこし協力隊に就任。2017年にNPO法人f.saloonを立ち上げ、備前市全域において多くのステークホルダーと連携しながら、幼児期から青年期までを対象に様々な教育活動に取り組む。2021年10月に10代の居場所として放課後スペースINBaseをオープンし、地域と子どもたちを繋ぎ、自己実現と社会参画の機会を提供する。
■太田 蒔子 | Makiko Ohta
1991年生まれ。大学卒業後、(株)図書館流通センターに入職し、図書館の総合支援を実施。2018年、休職して独立行政法人国際協力機構のJICA海外協力隊に参加。ソロモン諸島イザベル州教育局にて中学生の読書推進活動に携わる。2021年6月からユースセンター起業塾起業準備コース1期生としてカタリバが運営する文京区青少年プラザ「b-lab(ビーラボ)」で働きながら、地元である千葉県八街市でユースセンターの立ち上げを目指す。
■中島 直哉 | Naoya Nakajima
1993年東京都生まれ。大学卒業後、NPO法人Teach for Japanのフェローシップ・プログラム(5期生)に参加し、福岡県で小学校の教員として3年間勤務。子どもたちのやりたいを引き出す「探究学習」に関心を持ち、2020年6月にカタリバに入職。現在は、カタリバが運営する文京区青少年プラザ「b-lab(ビーラボ)」で文京ワカモノ未来PROJECT担当として、文京区の中高生に探究活動を促進するワークショップを行う。
認定特定非営利活動法人カタリバとは
どんな環境に生まれ育った10代も、未来を自らつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指し、2001年から活動する教育NPOです。高校への出張授業プログラムから始まり、2011年の東日本大震災以降は子どもたちに学びの場と居場所を提供するなど、社会の変化に応じてさまざまな教育活動に取り組んでいます。
<団体概要>
設立 :2001年11月1日
代表 :代表理事 今村久美
本部所在地:東京都杉並区高円寺南3-66-3 高円寺コモンズ2F
事業内容 :高校生へのキャリア学習・プロジェクト学習プログラム提供(全国)/被災地の放課後学校の運営(宮城県女川町・岩手県大槌町・福島県広野町・熊本県益城町)/災害緊急支援(西日本豪雨、令和元年東日本台風、熊本豪雨)/地域に密着した教育支援(東京都文京区・島根県雲南市・島根県益田市)/困窮世帯の子どもに対する支援(東京都足立区)
URL : https://www.katariba.or.jp/
お問い合わせ
■イベント内容に関するお問い合わせは下記までメールでご連絡ください。
pr-team@katariba.net(担当:カタリバ広報 山本)
■取材に関するお問い合わせは下記フォームにご入力ください。
https://www.katariba.or.jp/report/ (担当:カタリバ広報 山本)
■起業準備コース応募に関するお問い合わせは下記までメールでご連絡ください。
incubation@katariba.net (担当:ユースセンター起業塾 柏原)