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認定NPO法人カタリバ (認定特定非営利活動法人カタリバ)

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#高校生向け #大学生向け #一般向け #教員向け

【1/24オンライン開催】“ケア”を担う子どもたちの今~ヤングケアラー支援の現場から~

開催
日時

2022

124(月)24(月)

19:30-21:00

家族の”ケア”を担う子ども、クラスに1人から2人の割合

「ヤングケアラー」という言葉を、ご存知ですか?
昨今メディアでもこのテーマの記事や報道をよく目にするようになりました。

▽NHK『知ってほしいヤングケアラー』特集では、当事者や専門家の声・海外の事例なども
https://www.nhk.or.jp/shutoken/yc/index.html

ヤングケアラーとは、家庭で、両親や祖父母、きょうだいの世話や介護などをしている18歳以下の子どものこと。中高生を対象に昨年度おこなわれた国の実態調査(*)によると、中学生の17人に1人、高校生は24人に1人、つまりクラスに1人から2人の割合で、ヤングケアラーがいるという事実が明らかになりました。またカタリバが取り組む経済的事情を抱える家庭向け支援事業のアンケートでも、その利用者の約9人に1人がヤングケアラーの可能性があるということが見えてきています。

ひとりで抱えずにいられるように。ヤングケアラー向け支援をスタート、オンラインイベント開催

経済的な事情、ケアの度合、家庭の状況など、ヤングケアラーたちをとりまく環境は本当にさまざま。家族のプライベートにかかわる繊細なテーマでもあるため、なかなか周囲の友達や大人たちに打ち明けられず、人知れずケアの責任を抱え込んで自身の夢や進路を諦めてしまうというヤングケアラーも、決して少なくはありません。

たとえケアを要する家族がいても、自分の未来を豊かに描いてほしい。そのために彼らとその家庭を適切な支援につないでケアの負担を減らし、その分少しでも自分と向き合う時間にあてたり、自分のことを隠さずに話ができて経験を共感しあえる”仲間”と出会うことができたら。そんな想いで、カタリバではこの冬、ヤングケアラーに向けた支援プログラムを正式にスタートしました。

▽『キッカケプログラム for ヤングケアラー』webサイト
https://kikkake.katariba.online/yc

ヤングケアラーたちを取り巻く現状をより多くの人と共有し、社会全体としてサポートしていける未来を目指して、1月24日、オンラインイベント「“ケア”を担う子どもたちの今~ヤングケアラー支援の現場から~」を開催します。過去に家族のケアに携わっていた方、専門家らを迎え、日本社会におけるヤングケアラーの概観や、支援の最前線についてのトークセッションをお届けする予定です。

ぜひ多くの方にご参加いただき、このテーマについて一緒に学ぶ機会になればと思います。

イベント開催概要

■開催日時:2022年1月24日(月)19:30~21:00
■環境:オンライン配信(Zoom/参加用URLは前日までにご案内します)
■申込フォーム:https://forms.gle/GKCqUCqJ2ncfsH9g7
(*報道関係者はこちらにご登録ください:https://www.katariba.or.jp/report/
■申込締切:2022年1月23日(日)23:59まで
■費用:無料
■対象:ヤングケアラーというテーマに関心がある方、教育や福祉分野に携わっている方、報道関係者、学生など、どなたでもご参加いただけます。

<プログラム>
19:30 開会
19:35 イントロダクション「日本社会におけるヤングケアラーを取り巻く環境」
19:50 トークセッション「ケアを担う若者たちのリアルと、描いていきたい社会」
元ケアラーの経験談、支援者側の声、これからの社会についてなど
20:45 質疑応答
21:00 終了
※プログラム内容と時間は変更になる場合がございます。

<登壇者>
■勝呂 ちひろ | Chihiro Suguro
一般社団法人Omoshiro代表理事。精神保健福祉士としてお母さん、子どもたちへの「親子まるっと伴走支援」ケアマネージャー事業所運営。横浜でヤングケアラーのこどもたちへの居場所運営にも携わる。(一般社団法人Omoshiro Webサイト https://omoshirosan.or.jp/

■加賀 大資 | Daisuke Kaga
カタリバ職員。東京都足立区にて、貧困や孤立など様々な困難を抱える子どもに向け居場所を兼ねた学習・食事・体験支援の複合型拠点、アダチベースを立ち上げ、運営する。現在は、外国ルーツの子どもたちや全国の困窮世帯向けオンライン支援事業を兼任し、生育環境に起因する教育格差に対する事業を統括する。

■和田 果樹 | Miki Wada
カタリバ職員。大学院で教育心理学を学んだ後、新卒でNPOカタリバに入職。その後実母が難病ALSを発症。地元に帰り半年ほど休職し、ケアラーとして介護をしながらテレワークで働くことを選択。「キッカケプログラム forヤングケアラー」プロダクトマネージャー。

■えれえれさん
シングルマザー家庭で、幼い頃から精神疾患を抱えた母のケア経験を持つ。現在は親元を離れ、東北地方の大学に通う大学4年生。

認定特定非営利活動法人カタリバとは

どんな環境に生まれ育った10代も、未来を自らつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指し、2001年から活動する教育NPOです。高校への出張授業プログラムから始まり、2011年の東日本大震災以降は子どもたちに学びの場と居場所を提供するなど、社会の変化に応じてさまざまな教育活動に取り組んでいます。

<団体概要>
設立 :2001年11月1日
代表 :代表理事 今村久美
本部所在地:東京都杉並区高円寺南3-66-3 高円寺コモンズ2F
事業内容 :高校生へのキャリア学習・プロジェクト学習プログラム提供(全国)/被災地の放課後学校の運営(宮城県女川町・岩手県大槌町・福島県広野町・熊本県益城町)/災害緊急支援(西日本豪雨、令和元年東日本台風、熊本豪雨)/地域に密着した教育支援(東京都文京区・島根県雲南市・島根県益田市)/困窮世帯の子どもに対する支援(東京都足立区)
URL : https://www.katariba.or.jp/

お問い合わせ

■イベント内容に関するお問い合わせは下記までメールでご連絡ください。
pr-team@katariba.net(担当:カタリバ広報 高木・竹田)

■取材に関するお問い合わせは下記フォームにご入力ください。
https://www.katariba.or.jp/report/ (担当:カタリバ広報 高木・竹田)

■支援プログラムに関するお問い合わせは下記フォームにご入力ください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf0zn84r5MF5-l8urU1MrVuPP8cfol8qyP8VhYTlmhA3Fz-IQ/viewform (担当:forヤングケアラープログラム 和田)

 

 


*文部科学省|ヤングケアラーの実態に関する調査研究
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/mext_01458.html