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認定NPO法人カタリバ (認定特定非営利活動法人カタリバ)

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#大学生向け #一般向け

7/30 オンライン・オフラインで子どもの居場所づくりに取り組む当事者たちのオンライントークイベント開催【居場所づくりトークナイト Vol.1】

開催
日時

2021

730(金)30(金)

20:00-21:30

子どもたちの20人に一人が「居場所がない」と感じている社会

「今年度は一度しか学校へ行っていないので、他の人と接したり話す機会などはほとんどありませんでした」。
(カタリバの提供するプログラムを利用する子どもの保護者からの声)

いま日本社会では、子どもたちの約20人に一人が「どこにも居場所がない」と感じていることが、6月に内閣府から国会へ提出された報告書「子ども・若者の状況及び子ども・若者育成支援施策の実施状況」で示されました(*1)。

調査で対象とされた居場所は、学校、地域、家庭、自分の部屋、インターネット空間、職場の6項目。それのいずれをも自分の「ほっとできる居場所」と感じてない子どもの数は、2016年から2019年にかけて、全体の3.8%から5.4%へ増加していました。20年度以降の調査結果は明らかになっていませんが、コロナ禍により暮らしの変化が著しく進み、一斉休校や外出自粛など、人との出会いの機会が減ったこの1年間で、またおそらくこの値は増加しているだろうと言われています。

「居場所がない」と感じる子どもたちが、増えている。
このことが社会にとってどんな意味をなすのか、そして私たちひとりひとりはその現実をどのように捉え、向き合い、変えていくことができるのでしょうか。

(* 1) 内閣府「子ども・若者の状況及び子ども・若者育成支援施策の実施状況」(子供・若者白書)
https://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/r03gaiyou/pdf/r03gaiyou.pdf

■わたしたちにできることは?居場所づくりに取り組む当事者たちのオンライントークイベント開催

今回のトークナイトでは、2001年から20年以上10代の伴走に取り組みんできたカタリバで、現在オンラインで全国の居場所・学習支援「キッカケプログラム(*2)」に携わるスタッフと、東京都足立区における中高生向けのリアルな居場所支援「アダチベース(*3)」で働く学生インターンスタッフと一緒に、いま改めてオンライン・オフライン双方の「居場所づくり」の意義や、私たちひとりひとりが子どもたちとどんな関わり方ができるのかを考えてみたいと思います。

子どもの居場所づくりに興味のある方、学習支援に興味のある方、教育について学んでいる学生の方、学校や地域の教育関係者の方など、多くの方とぜひお話できたらと思います。

*2 キッカケプログラム活動紹介 https://www.katariba.or.jp/activity/project/kikkake/
*3 アダチベース活動紹介 https://www.katariba.or.jp/activity/project/a-base/

■イベント概要

日時: 2021年7月30日(金)20:00-21:30
環境: オンライン開催(web会議システム「zoom」予定)
申込: https://forms.gle/K818KBeAHCMFfFW28
参加方法: お申込みいただいた皆様へ前日迄に参加URLをお送りいたします。
参加対象: 教育・子ども支援・学習支援・居場所づくり等のテーマに関心のある学生および社会人
参加費: 無料

■プログラム

20:00 開会挨拶、プログラム案内
20:05 イントロダクション:内閣府白書をうけて「いまなぜ居場所づくりが必要なのか」/カタリバの二つの取り組み紹介
20:15 トークセッション「私たちが居場所支援にかかわる理由」
21:00 シェアの時間(ブレイクアウトルームにて小規模の意見交換を予定)
21:15 質疑応答
21:30 終了

■登壇者

NPOカタリバ 中島典子(キッカケプログラム)

新卒でメガバンクに入行。子どもの頃、家庭の経済的事情で夢を諦めた経験より『誰もが生まれた環境に左右されず、夢をもち諦めない社会を創りたい』と、ファイナンスの世界へ。息子出産を機に、育休中はNPOやベンチャーでのボランティアに参加、ITベンチャーへ転職。その後、息子や中学生の弟との関わりの中から「教育」、そして「伴走」への可能性を大きく感じ、カタリバへ転職。現在はキッカケプログラム事業のメンバーとして活動。

NPOカタリバ 柳本千種(アダチベース)

新卒でWEB広告代理店に入社。その頃、家族の人生に向き合ったことが転機となる。「自分の人生を生きられる人を増やしたい」という想いから、人生初期の進路選択に携わるために大学受験予備校に転職。そのなかで無気力な生徒にも数多く出会い、10代へのキャリア教育と非認知能力育成の必要性を感じる。カタリバへ転職し、現在はアダチベースにて困難を抱える10代の自立支援に従事。国家資格キャリアコンサルタント保有。

都竹将史(キッカケプログラムメンター)

新卒で急性期病院に入職。その後、子ども達の生活を支援したいという思いから児童福祉の分野へ転職し現在に至る。病気や障害を抱える子ども達やその家族の支援に従事する傍ら、様々な子どもに関する社会課題を知る。その1つである「貧困」に関心がありながらも、本職の中では関わることができないもどかしさを感じていた時にキッカケプログラムと出会う。「これだ!」と思い、昨年よりボランティアメンターとして活動を開始。

中井征弥(アダチベース インターン)

一橋大学社会学部4年。子どもたちに関わる活動がしたいと思い、大学1年生のときから「子どもの貧困」解決を目指すNPOに、ボランティア/インターンとして参画。別の団体も見てみたいという思いから、3年生のときにNPOカタリバが運営するアダチベースへ活動の場所を移す。

■認定特定非営利活動法人カタリバとは

どんな環境に生まれ育った10代も、未来を自らつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指し、2001年から活動する教育NPOです。高校への出張授業プログラムから始まり、2011年の東日本大震災以降は子どもたちに学びの場と居場所を提供するなど、社会の変化に応じてさまざまな教育活動に取り組んでいます。

<団体概要>
設立 :2001年11月1日
代表 :代表理事 今村久美
本部所在地:東京都杉並区高円寺南3-66-3 高円寺コモンズ2F
事業内容 :高校生へのキャリア学習・プロジェクト学習プログラム提供(全国)/被災地の放課後学校の運営(宮城県女川町・岩手県大槌町・福島県広野町・熊本県益城町)/災害緊急支援(西日本豪雨、令和元年東日本台風、熊本豪雨)/地域に密着した教育支援(東京都文京区・島根県雲南市・島根県益田市)/困窮世帯の子どもに対する支援(東京都足立区)
URL : https://www.katariba.or.jp/

■問い合わせ

・イベント内容に関する問い合わせは下記へご連絡ください。
kikkake@katariba.net(事業部担当:中島)
・取材ご依頼に関する問い合せは下記フォームよりご登録ください。
https://www.katariba.or.jp/report/ (広報担当:高木)