貧困の連鎖をまなびのチカラで断ち切る
「あの子に学びをつなぐプロジェクト」2020クラウドファンディング
Concept
これまでの教育や社会が取り残してきた、困窮世帯の子どもたち。 外からは見えにくかった格差や課題は、コロナ禍によってあらわとなりました。貧困の連鎖を断ち切るのは、学びです。「困っている子どもを誰一人とりのこさず、学習機会やサポートを届けたい」「貧困の連鎖が拡大していくのを止めたい、それが教育の役割なはず」 という想いのもと、「あの子にまなびをつなぐ」プロジェクトを立ち上げました。クラウドファンディングを通じて集まった資金は、生活困窮世帯など、様々な困難を背負った家庭の子どもたちをオンラインで支援し、まなびのチカラで貧困の連鎖を断ち切れる社会を目指していく活動の原資に充てていきます。
Serviceサービス
活動概要
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実施期間
2020年6月22日~2020年8月31日(クラウドファンディング実施期間)
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詳細
設立発起人
本プロジェクトは「誰ひとり取り残さず、まなびのチカラで貧困の連鎖を断ち切れる社会を今こそ子どもたちへ届けよう」という趣旨に賛同いただいた皆さんとともに活動していきます。
設立発起人の皆さんから寄せられたメッセージを一部紹介します。(発起人代表以下、五十音順)
発起人代表 今村久美/認定NPO法人カタリバ 代表理事
コロナ禍は世界中の人を被災者にしました。学校にも行政にも頼れない子ども達は、その家族がもともと持っている経済力やつながりによって、得られる機会に大きな格差が生まれますが、2020年現在、機会さえあればテクノロジーによって自分の人生を新しくする可能性とつながることは容易なことなのです。
誰ひとり、コロナ禍の間に取り残さない。私達は社会全体で子ども達を本気で支えるチームを組成します。
ぜひとも皆さんのお力を子ども達に、かしていただけませんか。
今度珠美さん/鳥取県情報モラルエデュケーター
これからの社会を担う子ども達が等しく幸せでありますように.絶望することなく夢を持ち歩んでいけますように.できる支援を全力で行っていきたいです.いつも思いは子ども達と共に.
小泉文明さん/株式会社メルカリ 取締役President(会長)
未来をつくる子ども達のために十分な環境を提供してあげたい。教育にアクセスできることは未来へのチャンスが広がること。たくさんの学びにより、明るい未来が実現するよう願っています。このプロジェクトに共感し賛同します。
酒井 穣さん/株式会社リクシス副社長
格差を少しでも小さくするには、もっとも不運な状況にある人々の日常が改善されることこそ重要だ。私が、このプログラムに賛同するのは、私にとって、もっとも不運な状況にある人々とは「インターネットによる可能性の広がり」を享受できない子ども達のことだからだ。
神野元基さん/株式会社COMPASSファウンダー
中学生の頃、親にねだってインターネットを契約してもらった。田舎の同調圧力に苦しんでいた僕は、インターネットによって僕の部屋が急に世界につながった気がしてとても心が救われた。このプロジェクトが一人でも多くの子ども達の心を救ってくれることを祈ります。
高橋歩さん/作家/NPO法人オンザロード 代表理事
子どもの成長にとって、もちろん、基本は、対面だと想うけど。最近、オンラインでも、驚くほど素敵な学びの場、出会いの場、遊び場が生まれていて、本当に未来が楽しみ!様々な家庭の事情で、希望があってもオンラインに参加出来ない子ども達を、ひとりでも多くサポートしながら、みんなで楽しめる世界を創っていきたい。そんな主旨に、おもいっきり共感しています。
竹下隆一郎さん/ハフポスト日本版編集長
人生はちょっとしたことで変わる。平成の大人たちには、余裕がなく、その「ちょっとしたこと」を子ども達に十分パス出来ていなかった。とても、とても反省しています。私のアクションはちょっとした「石ころ」を、まだ見ぬ誰かに渡すような物ですが、あとはみんなで一緒に転がしていきましょう!
豊福晋平さん/国際大グローバル・コミュニケーション・センター准教授
情報社会に生きる子ども達にとって、彼らと伴走する情報機器やオンライン環境は、自らの能力を高め、大切なつながりを維持し、社会へと積極的に関わるための必要不可欠な手段です。このプロジェクトをきっかけとして、より多くの子ども達がテクノロジーのパワーをポジティブに使いこなし、頼もしい成長を見せてくれることを期待しています。
中原淳さん/立教大学 経営学部 教授
すべての人々に「学びの機会」を提供しようとする本プロジェクトを、カタリバ理事のひとりとして、本プロジェクトの賛同人としても、学びにまつわる研究者の1人としても、心より応援しています。オンライン環境を単に提供するだけでなく、子ども達に伴走するメンターもいる。この試みは、カタリバが過去10年以上、培ってきた「強み」のひとつです。本プロジェクトを通して、多くの子ども達の「可能性」が解き放たれることを願っています。
中室牧子さん/慶應義塾大学教授・教育経済学者
「人的資本論」でノーベル経済学賞を受賞したシカゴ大学の故ゲイリー・ベッカー教授は、1987年に「ブラックマンデー」と呼ばれた株価大暴落のことを振り返り、「確かに株価はたった1日で22%も下落した。しかし、国の富の75%は人間の中にあり、ブラックマンデーの影響を受けなかった」と述べています。人間が教育を通じて身に付けた知識や技能は、株のような金融資産とは異なり、ブラックマンデーのような経済的なショックが起きたとしても失われることはありません。若い世代が質の高い教育を受けられるよう、このプロジェクトを応援します。
水野雄介さん/ライフイズテック株式会社 代表取締役CEO
大変な時期だからこそ、子供たちの学びに、環境による格差が産まれるのは、できるだけ避けたいです。カタリバさんの取組は、彼ら彼女らの人生を変える可能性があります。パソコンさえあれば、自分に合った学びを、好きなタイミングで、どこでも、学ぶことができます。1人でも多くの子ども達に届きますよう。
山崎大祐さん/(株)マザーハウス 代表取締役副社長
私は母子家庭で育ち、経済的にも恵まれた家ではありませんでした。その中で私には学校があり、それが安心の居場所、そして自分の未来を紡いでくれた場所でした。しかし昨今の環境激変で、学校だけで子ども達を守っていくのは難しくなっています。だからこそ、このプロジェクトが必要なのです。共に、新しい子ども達の居場所を一緒に作って下さることを強く願っています。
山田貴子さん/株式会社ワクワーク・イングリッシュ 代表 / 慶應義塾大学 講師(非常勤)
すべての子ども達が自分の心のワクワクを起点に未来を選択できる社会につながるプロジェクト、全力で応援・伴走します!
ドリームサポーター
たくさんの芸能人・文化人の方なども、「子どもたちを支えたい」という想いに共感し、“ドリームサポーター”としてチャリティにご参加くださり、寄附者の方への返礼品や子どもたちへのオンライン講座にご協力いただいています。
ドリームサポーターの皆さんから寄せられたメッセージを一部紹介します。(五十音順)
安宅和人さん(慶應義塾大学教授・ヤフー株式会社 CSO)
これからの未来を作り、担うことになる本当に大切な子どもたち。リモートワークがないと世の中が回らなくなっている中、彼らにリモートでの学習環境があるかどうかは、死活問題です。なのにおそらく半分かそれ以上の小中高の子どもたちが十分な通信帯域、そして自分自身の高速な端末を持っていません。一日も早く、少しでも多くの子供達にまともな教育環境を、これこそがこの国の未来の一丁目一番地です。
有森也実さん/女優
カタリバが大切にしているコンセプトに「ナナメの関係」というのがあります。ナナメの関係から、子ども達が、自分の好きなことを見つけ、好きな自分を発見する。
私もかつて、そんな「好き」に救われ育てられました。好きなことに出会い触れ合う場が、自分の生きる勇気と自信につながって来る。そうした場に、私も参加したいと思いました。
為末大さん/為末大学学長・元陸上選手(男子400メートルハードル日本記録保持者)
知識は強さです。誰もが分け隔てなく情報にアクセスできる世界を作っていきましょう。
一青窈さん/歌手
子どもがすることは
どんな小さなことだって魔法みたいで
触れ合うのに言葉はいらなかったり
”あとでね。”は嫌いだったり。
ここのプラットフォームから
いますぐできることをみつけて
いますぐ友達つくって
いますぐわからないこと聞いて
どんどん世界中につながっていってほしい!
私自身
友だちがいることでなんども助けられたから。
歌と喜びと友だちの輪が広がりますように
丸山敬太さん/ファッションデザイナー
「困った時はお互い様」という日本の昔からの言い回しが僕は好きです。僕の子供の頃に比べて、学ぶ環境も随分と変わりました。黒板やノートは、インターネットやタブレットに。子供達にはいつでも新しい世界を体験して貰わなければなりません。色んな事情で、足りていないのであれば、それは家庭だけでなく、社会が補うべきだと思います。好きなことを沢山学んで、素敵な大人になってもらう為に。
僕はこの、サポートプロジェクトに賛同します。
MEGUMIさん/女優・タレント
大変な状況ではありますが、このような世界中の人達と繋がれる喜ばしい事が生まれたのも事実です。子供達の今が未来を創るのだと思います。
沢山の出逢いと笑顔が、ここに溢れますように。
山口絵理子さん/株式会社マザーハウス 代表取締役社長兼チーフデザイナー
未来の子ども達の可能性を広げるプロジェクトに少しでも関わることができて、とても嬉しいです。私は子供の頃、いじめを受けたり、非行に走ったりとろくに教育は受けていませんが、それでも経営者になることができたのは自分を救ってくれた出会い、誰かの一言、海外との出会い、そうした点の刺激が繋がって人生が広がったからです。このプロジェクトが、子ども達の人生の絵をより大胆に鮮やかにしてくれるよう願っています。
賛同・応援してくださる方々
2020年6月22日から8月31日まで、Readyforで期間限定のクラウドファンディングにも取り組み、本プロジェクトの趣旨に賛同し応援してくださる方を募集し、2,014名もの方々に応援をいただきました。
たくさんのご寄付をありがとうございました。
● クラウドファンディングでご寄付をいただいた皆様
クラウドファンディングで、ご芳名記載の返礼品付きご寄付をいただいた方々を掲載させていただいております。(順不同)
ナカヤマ 様 三木谷 晴子 様 中室 牧子 様
大庭 慎一郎 様 古賀 博文 様 石原 麻子 様
中田 万太郎 様 Toshiaki Hayashi 様 鈴木 光臣 様
盧 恭子 様 あずきもち 様 Albi10Shion 様
頑固おやじ 様 長田 様 kioka yoshiyuki 様
藤岡 幸治 様 山口 様 金田 晋一 様
Cam 様 原 京子 様 TOM3 様
川上 毅 様 中村 二郎 様 かし 様
夏野 剛 様 福田 勝樹 様 安藤 直樹・亘子 様
泉 恵子 様 坂巻 敏弘 様 山口 景子 様
都築 啓 様
株式会社エジソン 様
株式会社LIFULL 代表取締役 井上高志 様
合同会社かんがえる 代表 五十嵐 晶子 様
合同会社アナリティクスデザイン 様