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2011年4月、東日本大震災直後の宮城県石巻市。 ある女子高校生との出会いをきっかけに、私たちは被災地での教育支援を始めました。
住居倒壊率82.6%と被災地で最も高い宮城県女川町
2011年6月 宿題をする場所がないため、グラウンドで勉強する児童
震災で両親が行方不明となり、遺体安置所でたくさんの遺体を確認するなどつらい体験をした彼女が、そのとき取り組んでいたのは、子どもたちと遊ぶというボランティア。
「私も大変だけど、私よりも幼い子どもたちはもっと大変」
「保母さんになるという夢をかなえたい。親を失ったから短大にいけるかわからない。でも、復興のために自分にできることをしたい」
このように語る彼女の話を聞いて、私たちが強く感じたのは、「被災した子どもたちは、日常を失ったからこそ、日常のありがたみがわかる」ということでした。
それから3ヶ月後、私たちNPOカタリバは、被災地の放課後学校「コラボ・スクール」を設立。
宮城県女川町と岩手県大槌町で、津波で家を流され狭い仮設住宅に住むなど、学ぶ場を奪われた子どもたちに、学習指導と震災で傷ついた心のケアを行ってきました。
小学生から高校生まで約300名が放課後に通学
全国から集まったボランティアも、子どもたちに寄り添い指導
「これまで勉強できなかった分を取り返したい」
「家も教科書も流されたけど、応援してくれる人がいたからがんばれた」
「ここで集中して勉強して、消防士になる夢を叶えたい」
震災で失ったものへの気持ちをバネに、学びに打ち込んだ子どもたち。 2016年度は、中学3年生の全員が志望校に合格。
合格を喜び合う受験生とスタッフ
女川向学館に通う小中学生の学校外学習時間の推移
全国の方々からの応援を力に、震災の体験を悲しみを強さに変えて、将来への一歩を踏み出すことができました。
「支援されるだけを卒業して、支えてくれた人に恩返ししたい」
「町の復興のために、私たちもできることがしたい」
このように話し始めた子どもたちの想いを受けて、プロジェクト学習をスタート。 未来の復興を支えるリーダーを、東北の地から育てることを目指しています。
仮設団地で暮らす一人暮らしの高齢者と若者の交流の場づくりを高校生自身が企画・実行
津波の記憶を未来に残すため、「大きな地震が来たら戻らず高台へ」と刻まれた木碑を高校生が建立
子ども達が夢をあきらめないですむように、あなたも寄付で応援ください!
東日本大震災から約7年間が経った今も、震災の爪あとは強く残っています。
津波が押し寄せた地域は、今もなお、盛土工事が行われており、町中をダンプカーが走り回っています。
工事が進む大槌町
今も仮設住宅で暮らすご家庭
コラボ・スクールに通う子どもたちの約3分の1が、現在も暮らし続けるのが狭い仮設住宅。
震災をきっかけに失業や転職を余儀なくされた家庭も多く、家計の苦しい世帯の割合が増えています。
震災の体験を、“悲しみ”から“強さ”へ変えるために
認定NPO法人カタリバ
代表理事 今村久美
たった一瞬で、慣れ親しんだ町並みが壊れ、あるいは家族もいなくなる。
そして、避難所や仮設住宅など、全く新しい環境で、もしかしたらこれまでとは違う人たちと暮らしていかなければならない…このように苦しく辛い試練を経験した子どもたちが、もしそれを乗り越えたなら、誰よりも強く、そして優しくなれるはずです。
この子どもたちから、10年後の日本にイノベーションを起こしてくれるリーダーが生まれると、私たちは信じています。
私たち大人の役目は、悲しみを強さへと変える「学習機会」を作ってあげることです。
また2016年の熊本地震を受け、被害の最も大きかった益城町の子どもたちへの教育支援も始めました。
東北で約2,000名を教えてきた経験を活かして、中学校の教室で放課後に中学1〜3年生の学習をサポートしています。
熊本県益城町で地震直後、街に散乱していた瓦礫
地元の大学生を中心としたボランティアが参加
「一人になるのが怖い」
「勉強が遅れているのが不安」
余震や避難生活で大きなストレスを溜めながら、勉強の遅れも取り戻さなければならない子どもたち。
安心して勉強できる場所と時間を確保するとともに、心のケアをしていきます。
十分な学習環境に恵まれないのは、被災地だけではありません。
日本全国で、将来を思い描きながら学ぶチャンスを奪われた子ども達が増えています。
現在、日本の子どもの7人に1人が貧困状況にいると言われており、特にひとり親家庭の貧困率は50.8%と報告されています。
※厚生労働省「平成28年国民生活基礎調査」より
「母子家庭のため、進学をあきらめた・・」
「アルバイトに明け暮れ、高校を中退してしまう」
「親のDVや病気などに苦しみ、学校にさえ毎日通えない」
そんな子ども達も、希望をもって未来を描くことは許されるはずです。
そこで私たちは2016年7月から、貧困などの困難を抱えた子どもたちへの活動を、東京都足立区でスタートさせました。
中学生に学習支援や居場所づくり、食事提供など行う「安全基地」を足立区に開設
創業時から続けてきたカタリ場では、高校生から進路や友人関係の悩みなど引き出す
これまでの活動のなかで私たちが確信したのが、あらゆる子ども・若者は無限の可能性をもつということ。
震災によって母親を失いながらも、奨学金で大学に進学した女子生徒。
「津波で流されたふるさとを、再興したい」と立ち上がった高校生たち。
不登校から「やっぱり勉強をしたい」と高校に戻った生徒。
もし「こんな大人になりたい!」と憧れるきっかけや、その希望を叶えるため努力し続けられる学習機会さえあれば。
困難を乗り越えて、この社会を生き抜いていける力を、子ども達は身につけていきます。
その一方で直面したのが、生まれ育った家庭や地域によって、未来を閉ざされてしまう子ども達がいる、という悲しい現実でした。
一人でも多くの子ども達に、チャンスを与えていきたい。
そのためのネックは、資金です。
約4人の学習用ボックスを買えます
ファイル・ノート・辞書など1人分約1万円
高校生1クラスに授業を届けます
生徒の交通費・宿泊費などから概算
これまでの活動のなかで私たちが確信したのが、あらゆる子ども・若者は無限の可能性をもつということ。
震災によって母親を失いながらも、奨学金で大学に進学した女子生徒。
「津波で流されたふるさとを、再興したい」と立ち上がった高校生たち。
不登校から「やっぱり勉強をしたい」と高校に戻った生徒。
もし「こんな大人になりたい!」と憧れるきっかけや、その希望を叶えるため努力し続けられる学習機会さえあれば。
困難を乗り越えて、この社会を生き抜いていける力を、子ども達は身につけていきます。
あなたの寄付で、子ども達が未来を切り開くチャンスを与えてください。
私たちが目指すのは、「どんな環境に生まれ育っても、未来をつくりだす力を育める社会」。
その実現のため「意欲と創造性をすべての10代へ」というミッションを掲げ、活動しています。
貧困や不登校、災害など困難さを抱える10代に
困難や課題を抱えた子どもたち、被災地の子どもたちを、居場所づくりや学習支援で支えます
多様な出会いや機会が少ない地方に住む10代に
地方ならではの豊かな人間関係や自然を教育資源として活かし、オリジナルな教育を提供します
自己肯定感が低く意欲を持てない10代に
やりたいことや知りたいことに出会うヒントやきっかけを届けます
名称 | 認定NPO法人カタリバ |
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本部 | 東京都杉並区高円寺南3-66-3 高円寺コモンズ2F TEL:0120-130-227 FAX:020-4665-3239 |
設立 | 2001年11月 (2006年9月に法人格取得) |
役員 | 代表理事 今村久美 常務理事/事務局長 鶴賀康久 理事 酒井穣、中原淳、山内幸浩、岡本拓也 監事 久保田克彦、中山龍太郎 |
職員 | 112名(2018年4月現在) |
これまでに、約10,000人の個人・企業のみなさまからご支援をいただきました。
佐治さん
「どんな環境に生まれて育っても、未来をつくりだす力を育める社会」を実現するために。
私たちはサポーター会員の皆さまを、毎月のご寄付を通して、子どもたちの未来をつくっていく仲間と考えています。
ご寄付は、認定NPO法人カタリバの教育活動全般に、使用させていただきます。
生徒へのアンケート
保護者へのアンケート
子ども達が大人へと成長する、大切な時期。一日一日の学びが、将来にとって貴重です。
あなたの想いを今すぐ行動へと、一歩を踏み出してくださるのを、心からお待ちしております。
P.S.
このページをご覧になって、私たちの活動にご共感いただきつつも、迷っている方もいらっしゃると思います。そのような方は、まずは1000円からご寄付のお申し込みをいただけますでしょうか?
ご寄付をいただいた方には、活動報告書など郵送でお届けしますので、もし私たちの活動が支援に値しないようでしたら、その時点で翌月以降のご寄付はストップいただいて結構です。
これからも支援したいと思っていただけたら、ぜひそのまま翌月以降もご支援いただければ幸いです。
すべての子ども・若者が、希望をもって未来を思い描ける社会に向けて、あなたも一歩を踏み出してくださることを、心より楽しみにお待ち申し上げております。
※退会・休会はご自由にいただけます。メール・電話でご都合よいときにご連絡をください。退会のご連絡をいただかない限りは、毎月自動更新とさせていただいています。
ご寄付に関するよくいただくご質問はこちらにまとめています。お問い合わせ前にご確認ください。
Tel: 0120-130-227(平日9:30-16:00)