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2025年2月26日から岩手県大船渡市で発生している山林火災は、3月10日に避難解除されました。被災された方々、ご家族、関係者の皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
報道によると大船渡市の9%にあたる約2,900ヘクタールが消失し、建物被害は210棟、そのうち住宅被害は102棟。76棟の住宅は全壊だということです。
認定NPO法人カタリバの「被災地の子ども支援sonaeru(ソナエル)」事業では、3月3日より現地団体と連携して、子どもたちの居場所を開設していました。
今後、被災した子ども・子育て家庭へ「カタリバこども給付金」を給付し、被災した子どもたちが日常を取り戻していけるようサポートします。
前日は避難所に指定されていた場所が、新たな延焼により避難地域に変わり、別の場所へ移動しなければならない事態も。
一部の子育て家庭は、子どもを連れて避難所で暮らすことが難しく、親戚宅などへ広域避難せざるをえない方もいました。
「避難生活が続く中で、子どもが怒りっぽくなった」
「鳴り響く消防のサイレン音に、風向き次第では、今いる場所にも火が回ってくるのではないかと不安」
自宅の無事さえも確認できない中続く避難生活に、大人はもちろん、子どもたちもまた心の負担を抱えています。
避難地域にあるいくつかの小学校は休校となっており、これから卒業式や春休みを迎える子どもたちにどのような影響が出るのだろうかと、心配する声も上がっています。
3月3日より、現地団体と連携し、「みんなのこども部屋」「みんなのあそびば」を開設しました。
保護者の方からは
「先が見えない避難生活で子どもたちもストレスがたまっていたので、こういった場所はありがたい」
「遊んでスッキリしてくれてうれしい」
といった声をいただいています。
子どもたちが日常を取り戻すためには、学用品のほかにも習いごとや塾の費用、成長に応じた衣類や寝具、部活動の遠征費や火災により失われた物品の購入など必要となる費用があります。
山林火災によって全焼・半焼の被害を受けた方のほか、火災による周辺被害を受けた0歳〜18歳の子どもがいる家庭を対象とし、現金給付での支援を行い、公的制度ではカバーしきれない子育てにかかる費用をサポートします。
これまでの災害支援経験を活かし、現地状況に応じた子どもたちの支援を実施してまいります。
突然日常を奪われてしまった子どもたちのために、あたたかいご支援をよろしくお願いいたします。
2011年の東日本大震災以来、カタリバは被災地での子どもの居場所支援を行ってきました。
これまでの経験から、「発災直後の子ども支援において、第三者が1秒でも早く駆けつけることが最も大事なこと」とし、2019年の台風19号や、2024年の能登半島地震・豪雨災害での緊急支援を行なってきました。
これまでの支援実績:
こちらは、災害時子ども支援「sonaeru」の活動に対してご寄付を受け付けているフォームです。
カタリバの活動全体に対する「今回のご寄付」をご希望の方は、お手数はございますが、こちらよりお申し込みください。
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皆さまよりお預かりした個人情報は、活動のご報告、寄附金受領証明書(領収書)やお礼状等の送付、支援のお願い等、当団体の活動のためにのみ使用し、適切な管理を行います。
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